お風呂に入れてみた。メッソンを。
気持ちいいでしょ?
 
「お姉ちゃんの会」ってのが欲しいね、と友人と話していた。
自分の上に誰も居ない「姉」の会。
 
友人は私より年上の、息子がおむつのころからの近所のママ友である。
 
「お姉ちゃんてさ、我慢じゃない?」
「そうですねえ」
「下の子は好きなことだけする」
「はあ」
「こっちが譲っても当たり前」
「ですよね」
 
たぶんわからないのだ。
姉も下の子も、自分の立場じゃないものは理解しずらい。
 
「やっても怒られるし、やらなくても怒られる気がします」
私はいつもそう思っている。
やりすぎだといわれたり、察しろと言われたり、頼んでないのに動いたとも。
なんなんだ。
 
「お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ」
彼女は鼻息が荒い。
そうさねえ。
そうなんだけど、下が弟だった場合は
「男のプライドもありますから、立てた方がいいのでは」
私はそう思う。
ここが我慢のしどころ。
弟でも男なのだ。
社会的な立場が出来た場合、
姉が嫁いだ場合、
こちらが同じ勢いでは難しいのだ。
私が何度祖母に言われたことか。
「妹におなりなさい」
・・そうだ・・・
あかん、私は(坂本)乙女姉ちゃんじゃ、あかんのよ。
「えー・・お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ」
そういうママ友の彼女は妹がいるのだ。
そしてお子さんも娘さんだ。
優しくて我慢強い。
 
・・・しかし女ばっかだなあ・・・
 
彼女のそれにどこかではてなを感じてしまうのは、
私が男社会に近いからかなあ。
優しい面倒見の良いいつもそばにいる姉・・・違うそれは私ではないようだ。
ああ、気持ち悪い。
これは「お姉ちゃんの会」に付記するものがありそう。
 
そういえば、息子さんがいて男兄弟のいる歳の近い友人は
すごく強い。
私と似てる境遇で
無手勝流だな。
「あおいはねさん!そんなことでどうします!いいんです!吹っ切っていきましょう!」
会話にエクスクラメーションマーク(!)が飛び跳ねる。
 
・・元気も貰えるが、失うものも多そうだなあ・・・
 
よくよく自分を顧みたら、
結構長く、躊躇したり足踏みもする。
かといって女性的にべったりするのは気持ち悪いので・・・。
距離感を計っているうちに、時間がかかってしまう。
気が短いのに
相手を立てながらじっくり様子を見てる。
よって青筋が立って
たまに咆哮(笑)←更年期じゃなくても易怒性が高い。
涙は見せない。
なんだ、強いな。
自分のことではうんとウジウジする癖に。
 
ああ「お姉ちゃんの会」でも、こりゃこりゃ、めんどくさいおばさんだ。
 
とにかく「お姉ちゃんの会」にはいろんな姉が居そうだ。
じっと我慢の子であった私の母もそうで、
「総領娘の会じゃないの?」
とか言ってた。
総領娘と言っちゃうとこが母だな。
 
春なので母校から会誌が来ていた。
つくづく女性社会で育ってなお「姉意識」が高まったのを感じる。
何にも考えないで過ごせたかもしれないのに。
真面目で不器用で甘え下手、うん。
 
 
「そろそろ姉も降りたいですねえ」
そんな言葉が口をつく。
無理だろうけど、姉は姉であるので。
 
 
フレンチフライ。
うまく
出来たっしょ。
ディップソースってのを作ってみたよ。
海苔とマヨネーズ。
美味よ。
ああ・・・痩せないわ。
 
 
週末は久しぶりに前出ではない友人に会う。
さて何を食べようかなあ。