初夏から凝っている色鉛筆のそれ。
鶏頭、梨、リンドウ、大仏、
コスモス。
ひと筆添えて。
宛先は皆、年長さん。
私は見舞っている様で、
見舞って欲しいのだろう。
手紙はいいね。
鳴かぬなら。
センサーで反応するウグイス。
うちの玄関は一年中、春。
鳴いちゃっても、
鳴けなくても、
私にはそれはウグイス。
私は父方似なもんで、
なんとはなしに、
これを着た自分を想像する。
…うしし。
Suicaを忘れて、切符を買った。
そうか、運賃170円か。
切符、腕時計のバンドに挟めば失くさない。
…腕時計…。
駒形橋と遊歩道。
水が近い。
懐かしいキラキラが、
秋の始まりを告げる。
どうか穏やかにありますように。