数字の世界では2


ですね


デイサービスに勤めていた時に利用されていた方が私に問いかけました


利用者さん「1+1はなんだと思う?」

私「2ですか」

利用者さん「違うんだな〜」


とニヤニヤ

答えも教えてくれない

聞いても


利用者さん「なんだろうね~」

とはぐらかされてしまう


その時は何だか苦手な方だなーという位でしたが、今になると2以外の答えも考えてみると面白いようにみえる


例えば型稽古をしていく中で私は肚に力がみなぎるのを感じるようになった


私という存在に肚の力が宿ったと言える


1に1が足されたとすれば2にしかならないかと思いきや技に対してはとても大きな意味を持っていて、∞だと言いたいくらいのもの


つまり∞が答えになるやもしれない


1の質、中身次第で結果が変わるんだと言うことをその方は教えたかったのかもしれない


最早聞く術はないが、今ではそう思っている


私があの世に行ったならその方にまた私なりの答えを伝えてみようと思う

そうしたら


利用者さん「違うよ~」

とまた言われそうな気もするが

なに

その時は時間が有り余っているのだから問題ない


その方とゆっくり話せば良いのだ





平田内蔵吉さんの書かれている



正坐法



八光流では正坐において親指を重ねず座るのだが、こちらの正坐法では眞正坐法として左足の踵に右足先を乗せ、外果を両側とも床につける形を取るとの記載がありました。



鍛錬法としては肚に力が入る形なのかもしれませんが、型稽古では矢張り八光流の方法がベスト。



動きが入ると重ねた足は動きにくい。



経絡の流れが阻害される可能性についても八光流で言われる所で、この辺りがどうなのか。



百聞は一見にしかず。


やってみて感触は確かめねばならないだろう。



正坐法にしても安臥法にしても内観法が目的の一つである事が読んでみてわかったのだが、ただ座る、寝る事にこれだけの量の記述があることに驚き。



この時代にこれだけ身体を練り上げていたんだと感服するが生活様式の違いなのかその時代の空気感なのか。



肚についての記載は殆ど平田内蔵吉さんの本には見当たらない。



八光流独自のものなのだろう。



平田内蔵吉さんの書籍では肥田春充さんと書かれているものもあり



正中心



という記載。



肚と正中心は同じニュアンスで捉えて良いのだろうが敢えて肚にしていることは漢字の意味合いが大きいように思える。



月 に 土


ニクヅキ に ツチ



精神心理的な意味合いが肚には伝わってくるように思う。


https://goshinjutsu-buyoukai.jimdofree.com/2024/08/09/%E6%AD%A3%E5%9D

8/4(日)

14:00〜16:00

新井区民活動センター

【生活の防犯護身稽古会】

及び【体験会】


テーマ:重力と落とす崩し


参加希望の方はご連絡ください😊


#武道 #武術 #武芸 #護身術 #防犯 #肚 #稽古 #道場 #習い事 #健康 #鍛錬 #整体 #女性 #子ども #親子








7/27は新規で入門された方がおり、


初段に入る前に行う護身18か条から行いました。


体験でも行ったのを覚えていらっしゃり、スムーズな掛け方が出来ていました。


初段の手解き


【八光捕】


護身18か条での身体の運用法と初段での運用法の違いを説明しつつ稽古


護身18か条では握り方は特に細かく伝えないのですが、初段に入ると手の内や姿勢など細かなコツが追加され型の形が変化します。



https://goshinjutsu-buyoukai.jimdofree.com/2024/07/27/7-27%E7%A8%BD%E5%8F%A4%E5%A0%B1%E5%91%8A/



【手鏡】







護身18か条→初段の順に稽古。


こちらも形は同じようですが持つ場所や倒し方が異ります。


八光流では形にこだわらずコツを修得することに主眼が置かれます。


従ってその時に合わせて私の方で同じ型でも異なる形で行う場合があります。


教本の中にある変化が殆どですが、それを選択する意味、コツが何処にあるのかを説明した上で稽古します。


通常の型と変化と色々な取り口でコツを抑えた状態で稽古することで上達が早まる事もあります。


基本の型は先ず出来ることが前提ではありますけれども。


次回は8/4(日)

14:00〜16:00

新井区民活動センター

にて、

【生活の防犯護身稽古会】

参加されたい方はお問合せください。

【肚】

というのは面白いもので意識できるまでに私は相当の年月を要しました。


八光流を習い初段から2段、3段、準師範技である4段、そして師範技に至り、それでも良く分からない。


免許皆伝、三大基柱を伝えられてもまだ分からないという駄目で下手な門人と言えるでしょう。


分かり始めたのは本部道場に帰って来て若先生の個人教伝を初段から4段までしっかりとおさらいしていく過程でのこと。


ある日、自分のお腹と腰の間に力が入る感覚がありました。しかし稽古をしないとすぐに消えてしまう。


それが消えずに残り常時何かの動作をする時にも肚の力を使う事が出来るようになってきました。


初代宗家先生の書籍の中には「問題は肚だ。」という言葉があります。


肚をどう鍛え使うかが本質的な身体の使い方、コツになるのでしょう。


型稽古により肚が鍛えられるのですが肚を意識できるまでにはコツがあるのです。


そして稽古に留まらず全ての動作、自転車に乗る、立つ、歩く、掃除機をかけるなどでも肚を使えるようになるのです。


折角学ぶなら最短最効率で学ぶのが現代社会。


理はすぐに分かります。


体現するには自分の身体と対話する必要があります。

そして相手の身体とも対話が必要です。


自転車に乗るときは自転車との対話が必要です。


掃除機を使うときは掃除機と対話する。


肚はまた身体的であり精神的な意味合いもあります。


一緒に肚を鍛え使い方を学んでいきましょう。