昨日届いたコンペの結果は、55人中28位!半分以下やないかい。

それでもドラコンは2つ来て、二人で名前を書いたほうの中身も半分こじゃなくちゃんと入っていて ヨッ、太っ腹!

 

 

 

 

その賞金と、オリンピックゴルフの稼ぎをふところに桜木町の場外まで菊花賞の馬券を買いにでかけ、皐月賞馬もダービー馬も出てないらしいけど、どうせ当たらないんだし名前で選んで5番ジョバンニから。銀河鉄道の夜だぞ。

 

 

 

そのまま桜木町の駅前から「あかいくつ」号のバスに乗り 港の見える丘公園のヨコの神奈川近代文学館でやってると聞いた坂口安吾展に・・・

 

安吾の本は何冊か読んだ覚えがあるけど、昨晩本棚を探しても壇ふみのオヤジが書いた評論本が一冊あったっきりで、同じ戦後無頼派と言われた太宰や織田作、田中英光のはいろいろあっても安吾のは見つからない。

あの風貌からして すこしとっつきにくかったのかもしれないけど、とにかく、あの時代の匂いを感じたくなった。

 

 

 

「あかいくつ」号の車内から ハンマーヘッドと呼ばれる巨大クレーンを見上げ、

 

 

 

土曜日だというのに雨のせい?で人影まばらな赤レンガ倉庫と奥に見える豪華客船をヨコメに

 

 

 

中華街では、ショーロンポーの店の前の人だかりを驚いて、まるでおのぼりさんだな。

 

 

 

港の見える丘公園でバスを降り、旧英国領事館の前庭を横切って、

 

 

 

とりあえず、腹ごしらえと山手111番館の裏手のレストランへ・・・

ここだって普段の土曜日なら外のテラス席まで一杯のはずだけれど、

 

 

 

今日は半分ほどしか入っておらず、久しぶりのビーフシチューは変わらずにうまかった。

 

 

 

そこから歩いて3分もかからずのところに文学館。

前に来た時は ”どうみてもジジーでしょ”と言っても規則ですからと正規の料金を取られたが、今日はちゃんとマイナカードを持参して800円のところが400円。

 

 

 

入口には、安吾の書斎を模したという部屋とトレードマークの丸いメガネ。

中は撮影禁止だが、原稿用紙に書かれた字をみてびっくり。

身体もでかいし、あの顔や散らかった書斎からは想像もできないきれいな字でマス目が埋まり、それもマス目の大きさの4分の3ほどの漢字とマス目の半分ほどしかないひらがながマス目の中心に並んでいて、オレの字とは比べ物にならずやっぱり優れた文学を書く人は違うんだなと思ったが、

 

次のコーナーでは囲碁もやってたらしく、タイトル戦の立会人になった写真に並んで、川端康成が彼の碁を称して「ケンカ碁で全くお行儀が悪い」と言い、三好達治も「ケンカ好き、無理矢理人の石を殺しにくる」って、なんだ似たところもあったんだ。

 

雑誌社の対談で銀座の「ルパン」に集った織田作と太宰の写真も飾られ、以来親しくなったようで 太宰の心中事件の直後に書いた「太宰治情死考」には「太宰のような男であったら、本当に女に惚れゝば、死なずに、生きるであろう」ウンヌンと・・・ 太宰愛があふれてるような作品もあって、

 

一時、取手の方に住んで利根川の洪水で亡くなった子供の遺体を飛び込んで引き上げたということもあったらしく、まさにタイトルにあるような「あちらこちら命がけ」?

 

しかし安吾がこれほどの人気のある作家なのかと思うほどの女子高生か女子大生かわからないけど押しかけていて 熱心にメモを取る姿にはびっくり。ゼミだかのテーマに選ばれてるんじゃないだろうな。

 

安吾の一番有名なのは「堕落論」

ほんの8ヶ月前までは「鬼畜米英」と叫んでいた国民が進駐軍が来た途端の手のひら返し。人間は堕落するから為政者は戦時中、管理、監督のために人為的な精神論や天皇制を悪用してきたと説き、戦争に負けたから堕ちるのではなく人間だから堕ちるのだと・・・

 

文学館の担当は、「安吾は玉音放送を正座して受け入れた国民に”嘘をつけ!”と書き、本心では戦争反対なのにそう言えなかった弱さを指摘、自分で考えて行動する大切さを安吾を通して再認識して欲しい」と言うが、オレ等の時代は終わったしあの女子大生たちにはゼヒに感じて欲しいもんだ。

 

 

丘公園の雨に濡れたバラを観て帰ってくれば てっきり雨で」中止するもんだと思ってた今夜の花火、やるの?

 

 

 

夜になって、また港まで駆けつけ、

 

 

 

明日の横浜マラソンの開催を祝してと銘打った花火見物。

 

 

 

いい塩梅に、打ち上げのころには雨も上がって

 

 

 

明日のマラソンの練習をするランナーたちが花火を見ながら駆け抜け、

 

 

 

終了~~!まばらな拍手が聞こえて、

 

 

 

さ、オレも長い一日のフィニッシュ。

 

 

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