2006年02月12日

ギャングスター・ナンバー1

テーマ:ブログ


ポニーキャニオン
ギャングスター・ナンバー1

 古きよき60年代英国ギャングの成り上がり物語。
 モッズ・ファッションに身を包んだスタイリッシュなギャング達が、愛憎と謀略、権力と暴力が渦巻くロンドンを闊歩する。
 きらめきながらもくすんだ渋みを漂わせる各シーンに、アストンマーチンやカフス、タイピンに至るまで、小粋な小道具達が映える、映える。

 本作を紹介したのは、何と言っても昨日紹介した時計じかけのオレンジで暴君アレックスを演じたマルコム・マクダウェルが老いたギャングスター役で出演しているから。
 彼を軸に観ると、時計~の続編?と錯覚してしまうくらい、画作り、演出、彼にナレーションを語らせるところなど、オマージュに満ちている。


 まあでも一応、本作の主役はこの2人。


 ポール・べタニー(若きギャングスター)…オズワルド・ボーテングのタイトスーツがこの上なくクールにキマっている。
 細身で長身、長い手足、切れ長の狂気をはらんだ目つき、カフスをとめながら鏡の前で首をかしげるポーズ、いやあ見事なまでの60年代チンピラそのもの。

 この映画のせいで、まだ観ぬ彼の主演作「ウィンブルドン」のDVDジャケ写を見ただけで、「もしやこの映画はテニス&ラブコメと見せかけて、途中でポール・べタニーがトチ狂って対戦相手を肉切り包丁で拷問したりする映画かも?」なんて勘違いをしてしまうほど、印象が焼きついてしまった。


 デヴィッド・シューリス(暗黒街の帝王フレディ)…渋い。インテリやくざって感じが全身からオーラのように出ている。ソファーに足を組むポーズがいちいちかっこいい。
 後半の枯れっぷりも含めて好演ですね。


 ギャングスターは、エキセントリックな権力欲、暴力欲にとりつかれた寂しい男だ。
 途中ギャングスターにヤラレる側の目線で撮っているシーンがあるのだが、そこに写るギャングスターは正に「大きくなったアレックス」状態。

 対するフレディは、きらびやかで、愛に生きる。知略をめぐらし、権力をふるう冷酷な一面も見せるが、どこか甘さと欲の無さが漂う、虚無感たっぷりの男だ。女を引寄せるタイプ。カレン(サフロン・バロウズ)がホレるのも無理はない。
 ギャングスターはフレディを陥れて、彼の持っていた全ての権力を手に入れるが、愛(カレン)だけは手に入らない。


 最後に吼える孤高のギャングスターを演じるのがマルコムってところが、この映画の虚しさを演出する真骨頂である。
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コメント

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2 ■ありがとうございます(^^♪

読者登録ありがとうございますm(__)m
ブログを拝見しました。
まだ見たことない映画がたくさんあるので
この機会に見てみようかなって思います。
これからもよろしくお願いします。

1 ■ありがとうございます!

この前、読者になってもらいましたコスギです!「世界一のデザイナーを目指す20歳のブログ」のコスギです!
サイトみてくれはったんですか~!ありがとうございます!
ブログ見ました!なんかコアな映画とかが多くてシブいっすね!
ではでは、これからもよろしくおねがいします!

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