2005年11月03日

【小説】新宿鮫

テーマ:Book Review


大沢 在昌
新宿鮫

 DoCoMoケータイNシリーズのファンサイト「みんなNらんど」で無料配信されていたので、もともと昔真田広之主演で映画化された時に映画見たくらいしか絡みがなかった大沢モノを初体験。

 いやなかなか読みやすくていいですね。テンポ良く進みます。

 映画では邦画特有の何とも言えないクサさ・ダサさが漂っていたけど、原作のほうはそうでもなく、むしろビミョーな場末感というか、端っこ感があって心地いいです。
 今でこそ浄化作戦で客引きやヤクザより警察官と監視カメラのほうが多いんじゃないかと錯覚しそうな歌舞伎町であるが、なんとも言えないアヤシサ漂う歌舞伎町という舞台は小説や映画にはうってつけですね。

 警察の暗部は垣間見えるけど、どす黒い「深み」はない。
 主人公の恋人はナイスバディロックシンガーだし、ゲイやホモも出てくるけどそれほどエロティックではない。
 派手なカーチェイスがあるわけでもなく、銃撃戦というほどの撃ち合いもなく、アクションはそこそこ控えめである。

 それでも、ストイックに犯人をつきとめる鮫島の、何とも言えないカッコ悪さというカッコよさがこの小説の魅力である。
 でも実は一番かっこいい男は鮫島ではなかったりする。
 ラストシーンの会話は感慨深くも爽快。こんな上司がいてもいいな。
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