2022年。
江畑哲男さんから『ぬかる道』2022年1月号と2月号に掲載予定の巻頭言のコピーをいただいた。本ブログを読んだ江畑さんが送ってくれたのである。
内容はそれぞれ『ぬかる道』を読んで判断して欲しいが、どの言葉、どの行為が原因でブログが閉鎖されたのか(川柳マガジン編集長の怒りにふれたのか)はやっぱりよくわからない。
個人攻撃的な表現はあるが、川柳マガジン編集長の肩書きは個人ではない。公的な雑誌を定期発行している編集長の意見記事なのだから公人と呼べるだろう。
ここは『川柳マガジン』からのコメントを待つことにして、江畑さん的にはこれで終了でいいと思う。『ぬかる道』が毎回この話題だと東葛川柳会の会員さんが可哀想である。
早くこの件は忘れて、少子高齢化とコロナ禍で大変な全国の川柳社をリードしていく東葛川柳会本来の活動を続けてほしい。
で
川柳マガジンの話を少しする。
今回の件のコメントはたぶん出さないだろう。
雑誌の姿勢として日川協や歴史のある大結社を旧態依然の名の下に斬っていくのは、川柳マガジンに多いと思われる川柳を始めて間もない人には川柳マガジンが改革の騎手として映ることだろう。
川柳マガジンを読み始めた頃の自分がそうだったから否定はしない。川柳マガジンの販売面はそういった川柳年齢が若い読者に支えられていると思われる。だから煽る。煽った方が部数が伸びることを経験値として知っているのだろう。
編集長はホームグランドだから好きなことを言えばいい。10万円川柳懸賞を革新的だと自画自賛するのもいいさ。自分の雑誌だもの、好きにしゃべれ。
だけどその前、川柳について提言する前にやって欲しいことがある。
川柳マガジンに原稿を書いたら原稿料を払いなさい。
句集が売れたら印税を払いなさい。
我田引水を承知で言う。
去年自分とこで『川柳の話』という雑誌と『満天の星』という川柳句集中心の出版社を立ち上げた。
ポリシーのひとつとして「記事を書いてくれたら原稿料を払おう、句集が売れたら印税を払おう」である。
個人でもやれる当たり前のことが
川柳マガジンで何故できないのか。
川柳マガジンは多くの川柳人の「無償の川柳愛」によって育てられ、支えられていることを忘れてはならない。
提言より先に、川柳マガジンがやるべき使命があると思う。
それは川柳で食べていける人を育て支援していくことだ。
またこれは日川協の使命でもあるだろう。
川柳マガジンと日川協がこの使命に向かって手を携えて進んでくれることを願っている。
ぬかる道の表紙