矢沢和女さんから野火NO.26号が届いた。
前回に続いて再炎をさせていただいた。句会に参加しているような楽しい時間を共有させていただいている。ありがたいことです。

小窓欄で、和女さんが盗作、類想句の氾濫を嘆いていらしゃる。川柳は1にも2にも創作行為であり、それがすべてだと思う。

優れた川柳創作者が次々と出てくるのが健全な創作の場であり、自らを創作の場に置きながら同時に新しい表現をする川柳創作者を見つけ育てるのが健全な川柳人であろう。

再炎という場を提供してくれた矢沢和女さんのように、自分も健全な川柳人でありたいと思う。
 


再炎から

慣れないと膨らみきれぬ無塩パン  斎藤功

秋すとんなんの理由もなく笑う   上野多惠子

消えていく途中ではぜた鳳仙花  矢沢和女

どんぐりを選んだはずが鷹もいる  舟辺隆雄 

刻みキャベツの上で喝采を浴びる  浜知子

向日葵の首の辺りの薄曇り  平井美智子

それとなく見せるわたしの裏表紙  小山紀乃

妥協した手に満々と潮満ちる   安部美葉

暗がりへ転がる固茹での卵  森田律子

微熱続いて月の兎を捕まえよ   くんじろう