先日某誌上大会の選者をやらせていただいた。
それは小学、中学、高校、一般、と分かれていて、世代により使う言葉が違うのか、興味を持って選をした。

総数約1300句。その中で、♡や⤴︎⤴︎の記号を使った句がひとつだけあった。
実はもっとあるかと期待していた。
それも( ^ω^ )や😄が来ると思っていたのである。
あるいは全面が絵とか、匂い付きの句箋とか、五寸釘に赤で書いた575とか。

川柳は人間の生を書く文芸だ、といういうことであれば、もっといろんな表現があっていいし、言葉で書くにしても、もっといろんな書き方があっていい。

肝心なのは、先に川柳をやっている人が、そのような、「ちょっと何言ってるか分からない」川柳を否定しないことである。


俳誌LUTUS2018.Aprから鈴木純一さんの句

薄氷やマリコの部屋へかけた番号     鈴木純一

よきしらせ【福音】はやく、しかしけしてはやすぎないように     鈴木純一

千手観音493号貸出中   鈴木純一

芍薬を折ったとみえて真の闇   鈴木純一

終わりまで全く切れ目のない妻(冥王星付)  鈴木純一