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臆病者のアンチテーゼ

サッカーや音楽とかの雑多なブログ 不定期に更新中。

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僕の住む岩手の犠牲者は2500人をすでに超え、まだまだ多くの方が被害にあわれているらしい。

悲しいけど、まさか岩手がこんなことになるなんて、津波の恐ろしさは田老に住んでいたときに学びましたが、こんなに早く大津波が発生するとは思わなかった。
内陸にいると沿岸の悲惨な様が嘘みたいです。そして、沿岸へ助けに行けないのが歯がゆい。
ガソリンはないし、ボランティアは専門的な人とかみたいで、何もしてやれないでいる。

僕の親類に被害がなかったから全然気持ちが違うんだろう。誰か一人でも亡くなっていたら………たぶん、気持ちが沈んでたかな。

しかし、岩手の三陸はすべてが失われてしまった。ここから復興ができるのか先は見えない。陸前高田も、大船渡も、釜石も、大槌も、山田も、宮古も、田野畑も、どこも釣りやキャンプをした思い出のある土地。
綺麗な海岸線を素直な気持ちで見られるのだろうか、僕は今まで自然のポジティブな側しか見ていなかったんだろう。

とはいえ、この大自然があるからこその岩手であり、自然を忌み嫌ってもしかたがない。だけれど、本当に生きている大切さはあるんだろうか、なぜか今はまだ感じられないでいる。自分のような人間が死んでしまったほうがよかったんじゃないか、不謹慎ながら………相変わらずの3月は憂鬱に過ぎてゆく。
11日に地震が発生して以来、僕が住む岩手県北上市ではようやく日常が戻ってきた。

2011年3月11日
時計は、午後3時少し前を指していた。

自宅に帰り犬に牛乳をやろうと器を洗っていた。長く大きな横揺れを感じたかと思うと、いきなり激しい揺れが………
歩くのも困難な中、犬を連れあわてて外に飛び出した。車のラジオは大きな地震を伝え、さらに10mクラスの津波の到来を告げる。すぐに父のことが脳裏に浮かんだ。

初日(3月11日)、大きな揺れはあったが内陸なのでたいした被害も出ず、たしか火事が2~3件あったぐらい……

すぐに停電となり、辺りの信号が停止。どうにか障害者施設に通う弟を迎えに行き、家に戻るとしばらくして水道が断水した。

停電なため、明るいうちにロウソクや懐中電灯・ラジオを準備した。ラジオでは巨大な津波が押し寄せ、沿岸を襲ったらしいが詳しい状況は分からないまま。大船渡の中学校で教員をしている父が心配になったり、沿岸部の叔父叔母・いとこたちが心配になった。

しかし、通信手段は遮断され、携帯の電池も減ってくる。夜9時ごろ、父が無事である事が分かり一安心。真っ暗な中、ロウソクの灯りをたよりに過ごすも、周りの状況が掴めず不安でろくに眠れなかった。さらに、大きな余震が引き続き起こり気を緩められないままだった。
別に映画好きってわけじゃないけど……

たまに良さげな映画あれば観に行ったり、DVD借りたりするくらい。

今回は、いつも聴いてるラジオ番組『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』にて、宇多さんがヒーローショーがいいと言うから借りてきた。

もう1つは『特攻野郎Aチーム』。これは劇場に行こうか迷ってて、絶対に俺の好きなタイプの映画だと思ってた(笑)

宇多さんにならって、ハスリングしてみます。

どっちからいくか…………とりあえず、期待通りおもしろかった『特攻野郎Aチーム』。
4人のレンジャー部隊が危険な任務から罠にかけられ刑務所へ、そこからリベンジ仕掛けるっていう展開。とにかく展開がスピーディで飽きないし、アクションが派手でありえないくらい。そのわりには作戦がなかなか巧妙だったり、ストーリーも二転三転したり、策士な大佐ハンニバル(通称:レクター博士を思い出して気になった)、主人公的なイケメンの男(名前忘れた)、操縦の達人の精神異常者、黒人で筋肉ムキムキの大男BAとか一人一人キャラ立ってる。
バカっぽい映画だけど、アウトロー的なレンジャー達にも共感でき、なにも考えず楽しく映画観たいときはオススメです。


で、問題なのは『ヒーローショー』なんだよな~~

最初に言っとくと、別に悪くはないと思う。けど、宇多さんが2010年のランキングで2位にするほどのもんか……これ!?

たしかに、ジャルジャルの演技はいいと思ったが、気になったのは暴力描写の描き方!
クローズとか、ドロップとか、あの辺のチャラい映画に対してアンチテーゼ的な意味も込められてんのも少しはあるのかな?
自分の女に手を出したヒーローショーのバイト仲間(?)にチンピラ連れて脅すってとこから始まんだけど、主人公・福徳は女に手を出された先輩(元・相方)に巻き込まれていくさえない男で、なぜかお笑い芸人を目指してる。結局、その先輩はチンピラ連れていくのに、逆に相手の元ヤンらにリンチされ殺され埋められちゃう。

後藤はその自衛隊あがりの元ヤン役。なんていうか、どうしようもなさとか、暴力ってリアルに描けば恐いじゃんとは思えるし、若者特有の虚無的な意味の無さみたいな…………

なんか沸々としたものは感じたものの、だからなんなんだって感じた。解決するわけでもなく、しかも後藤たちは再リベンジにきたチンピラ兄弟にやられるし、福徳はなんか実家の山梨に帰って小さなタコ焼き屋手伝うし………。よくわからん汗

最後、タコ焼き屋のとこで、一瞬その先輩が亡霊みたいに出るんだけど、だからその先輩が死んじゃうのが惜しいなと思った。個人的には、その先輩がどうにか生きてる感じのストーリーを期待していて、後藤の×1の彼女のあたりとか、ちょっと中だるみに感じた。若者の影の部分を描きたかったのかな?

何を肯定し、何を否定してるのか、よくわからない映画で戸惑う汗
あ、暴力の描写はな~んかリアルなゆえにアンリアルって感じてしまった。だいだい、たかが女のことでここまでするかって………
本当にリアルにしたいなら、途中で恐くなってやめてイザコザになるのがリアルなのでは?

そんで、引き戻せない説得力に欠けたかな。チンピラ(なんか好きなキャラ、あのピースチョキとか)が逃げ帰ったなら、もうちょい焦らないの?

まぁ、悪くはない映画だけど、この種の問題提起にするなら違う捉え方を自分はしてて、たぶん俺が同年代の若者だから肯定できないんだろうと思う。

中途半端でダメだけど、そうじゃないんだって思う!リアルにダメなヤツはいるけど、少しは救いあるんじゃないかな?

宇多丸の映画批評は『グラン・トリノ』がめっちゃ泣けたから信頼してたが、ちょっとなぁ………

何かが(ドロッとした黒い塊みたいな)心に残るけど、なんか共感できない微妙な映画でした!

やっぱ『特攻野郎Aチーム』の爽快感が際立つね(笑)