昨日直属の上司である係長に職員健康課から架電があった。
健康診断は一度に全職員が受けると人数が多すぎて収集がつかなくなるため、◯月◯日は◯◯局というように局ごとに日付けを割り振って健診するわけだ。
そして私の所属は先週の木曜日が健診日だったのだが、健診の速報値で異常な値があれば健康課から本人に電話連絡を入れる仕組みとなっている。
てなわけで異常な健診結果を伝えられ、電話を切った係長の顔色をそっと伺うように覗いてみると
「すぐに病院行けって」
この世の終わりを告げられ生気を吸われたような青ざめた表情を向けられ、俺は何と返せば良いのか…みたいな状況を想定していたわけだが、係長はスリーピースを俺に向けてニヤついている。
「3高、3高って知っとる?良い男の条件!」
3高とは高学歴、高身長、高収入の意味で、昔やまとなでしこという松嶋菜々子主演のドラマで東幹久が演じていた役なんかが俺の3高のイメージとなっている。
しかしこの係長、市役所勤務なので高収入ではないし高卒だし身長は170そこそこで間違っても3高ではない。顔は金正男似だし。
「高血圧、高血糖、高コレステロール」
どこが良い男だよジョンナム…
「昔から高くて薬飲みよったけど良くなる気配なくてやめとったんよ。やっぱ行かんといけんかなぁ」
そりゃそうだろうよあんた…
「あーあ。健康診断で引っかかったとかカミさんにバレたくねー」
ようやくマトモなこと言ってるよこの人。そりゃ家族に心配かけたくないよな。分かる分かる。
「もし入院とかなったら最悪やもんなぁ」
分かる分かる。奥さんに心配かけるしね、何より自分が一番不安だよね。
「カミさん、俺が入院したら泣いて喜ぶもんね。そんなん悔しすぎやろ!」
なんやそれ‼︎家庭崩壊か!
「しかもタバコ吸われん酒飲めんとか何のために生きとるか分からんやん」
タバコと酒のために生きてんのかあんたは…もう滅茶苦茶だ…
「よし、1番忙しい時に入院しよ!ヨイショさん、繁忙期はいつ?」
年末年始ですよ!