___________________

ameba blogを更新しました_
今日のテーマは「特捜最前線」_
こんばんは、鷹村洋一です(´∀`)_
___________________
___________________


神代警視正 二谷英明
船村刑事 大滝秀治
橘刑事 本郷功次郎
紅林刑事 横光克彦
叶刑事 夏夕介
吉野刑事 誠直也
高杉婦警 関谷ますみ
桜井刑事 藤岡弘
愛と死と、憎悪が渦巻くメカニカルタウン
非情の犯罪捜査に挑む、 心優しき戦士達―彼ら特捜最前線





津上宛に届く何通もの葉書

高杉婦警はその葉書をすべて捨てずに保管してあった
葉書には子供のものと思われる字で
思い付く限りの罵詈雑言が並べられている

殺してやる!
お前を殺す!

地ごくへいけ!

津上のバカヤロー!

くたばれ津上!

津上明、"元"特命課刑事
昭和55年1月20日、28歳で殉職
正義感の強い、爽やかな刑事であった―


津上はボツリヌス菌の入った風船を車に詰め込み
その車もろとも爆発、炎上した

課長、橘さん、紅林、吉野、桜井はそのすべてを見ていた
そして、津上の死から4年の歳月が流れ
たった一人残された妹にも同じ内容の葉書が届いていた

葉書が最初に来たのは昨年の暮れ頃、
アカレンジャー・吉野は信じたくなかったが
津上を怨む人間は確かに存在する―




津上を知る男との再会

科学捜査の総力を挙げて葉書の分析を急がせる一方、
私はある一人の男を訪ねた


後の探偵!ナイトスクープ局長・高杉陽三
津上と同じ"元"特命課刑事

高杉は津上を知っている子供に心当たりがあった
父親を交通事故で喪い、姉弟別々に施設に預けられた少年・秋本忍
彼が葉書を投函しようとするのを紅林と叶が発見した

津上と忍少年には果たされないままの約束があった

「お父さんの無実を証明してくれると言った
―僕に、約束してくれた」

交通事故で死んだ父・秋本京四郎
忍少年は父が目の前で車に跳ねられたのを目撃した
信号は青だったと訴えたが、幼年故に証言能力がないとし
加害者の証言から信号無視として処理された




だが、津上だけは違った

「信号は青だった―忍くん、僕は君とお父さんを信じるよ
僕がそれを証明してみせる」


父親の形見の時計は事故の瞬間、
昭和55年1月10日木曜日
午後2時13分18秒で止まっている

津上はたった一人で無実の証明を行おうとしていた
少年との約束を果たす為に―

「津上さんはウソつきだ!」
「忍くん―津上だってね、きっとその約束を守りたかったと思うよ
いや、生きていれば必ずそうしていたはずだ」

そう、津上はその事件の10日後に死んだ




4年前の津上の約束を、もう一度

「忍くん、お父さんは悪くない
君が見た通り信号は"青"だったんだよ
僕がそれを証明してみせる、これは君と僕との約束だ―いいね?

お父さんはね、信号が"青"だったから渡ったんだ
それを見ていたお婆ちゃんがいる
そのお婆ちゃんを見付けて
君とお父さんの正しかったことを必ず僕が証明してみせる」


津上は見落とされていた事故の目撃者までは辿り着いていた
だが、そこから4年間捜査は動かなかった

「津上―お前、秋本さんの正しさを証明しようとしていたのか」
「目撃者であるそのお婆さんを捜し出そうとしていた―」


橘さん、仮面ライダー1号・桜井が津上の思いを確信した
他のメンバーも同様である
津上の思い、約束を果たしたい

「忍くん、遅くなったがね―
津上が残した約束は、我々が必ず果たす」


誰からともなく、私たちは少年とその姉に約束をした
4年前の交通事故の被害者に落ち度は無かったという証明、
易しそうに見え、それは至難の証明であった―





至難の証明へ―

事故当時は雨が降っていたとあれば
その通りに路面を濡らし、車を走らせる
調書にある通りの「横断歩道から7m」の位置でブレーキを踏み
ブレーキの音は現場近くの銀行まで聴こえた、とある
だが調書通りの時速60kmでは事故が起こる気配もブレーキ音もない
ダメならば、やり直し―70kmでもう一度
道路を封鎖して再検証した結果、
加害車輌は時速80kmで横断歩道に進入していたことになる

そして、津上の言う「お婆ちゃん」
この人物は調書には載っていなかった
だが、応援に駆け付けた柔道一直線・滝"元"刑事が思い出した

「一緒に信号を渡っていたお婆ちゃんがいたんだ―」

4年前の目撃者捜しが始まった
事故の直後、遠くから見たという者はいた
だが―事故の瞬間を見た者、信号が何色だったかを見た者、
そして秋元さんと一緒に信号を渡っていた老婆を見たという者は一人もいない


事故は見た、しかしそんなお婆さんはいなかった、と皆が言う
4年前の記憶は風化してしまったのだろうか―?
それとも老婆は本当に存在しなかったのだろうか?


必死に4年前の事件を追う特命課と"元"特命課
その中でただ一人、複雑な思いを抱えている者がいる




津上と叶

メンバーの中で自分だけが津上さんを知らない
津上さんは何を見たのか?
老婆の情報を何処から掴んだのか―?
そして、何を根拠にその老婆を捜し出せると信じたのだろうか?


4年前のあの事件でも、
津上はすべてを明らかにする前に逝った
だが、手掛かりだけは残していた
そして今も、津上の声が事件の真相を示そうとしている筈なのだ

津上は何かを訴えようとしている―
4年振りに津上は捜査に加わろうとしている
だが俺たちにはまだ、津上の言葉を聞くことはできない


教えてくれ津上―
お前は何を見た?何をやろうとしていた?
当時の記録からは何も解らん、何も出て来ん
津上、お前はどんな手掛かりを掴んでいたんだ―?





目撃者は―いない

4年前の調書以上の証言、目撃者がいない
そして秋本さんと一緒に信号を渡っていたお婆さんもいない
だが津上は「いた」と信じている
4年前の調書とそれを基に再捜査した結果、
それと津上の掴んだ情報には矛盾が生じている―

「しかし我々は、津上をも否定したくはありません―」

それは誰もが同じ思いだった




事故現場の信号を見上げて―

唯一「津上を知らない」宇宙鉄人・叶
だが、特命課として残された約束を果たしたいという思いは同じだ
夜になっても事故現場に戻って、手掛かりを捜す

もう刑事でなくなっても、同じ思いがあった
滝"元"刑事も現場に来ていた
接点の無かった二人が「津上の残した約束」で繋がった

おやじさんは加害者・大牟田宅を訪ねる
大牟田は事件後、昇進の度に転居を繰り返していた
執行猶予2年という判決も出て、
事件はもう終わったことと言うのに何故?

津上の残したメモ―
事件のあった1月10日、11日に秋本さんの捜査に関する単語が並ぶ
そして、1月12日

有り!!
盲点。信号。
老婆!!!


そこでメモは終わっている
1980年1月12日、その翌朝から
津上は細菌事件の為に捜査を中断せざるを得なかった
妹はその時のことを覚えていた

「お婆ちゃんがいたんだよ!
信号の前の薬局の女主人が見てたんだ」


―しかし、事故現場の信号の前には薬局など存在しない
4年前も、今も―

そこへ滝と叶が新たな発見を持って現れた




「この二つの信号を見てください!」

二人は事故現場とその一つ前の信号の周期に気付いた
そして交通管理課に問い合わせて確証を得た

「この信号とあの信号をシンクロさせてあるそうです
切り替えは内部コンピューターによるもので
これは交通量が少ない為に、この二つの信号機に限って
事故当時から全く手が加えられてないそうです」

事故現場と同じ挙動をする信号が一つ手前にあり
お婆さんは一つ手前の横断歩道を渡っていた
4年前に津上はそこまで掴んでいた
薬局は既に無くなっていたが、転居先は判った

急行した吉野と滝だったが
二人よりも先に薬局に辿り着いていたのは高杉だった
高杉も"元"刑事、現在は保護観察官となっている
警察官でなくなっても、やはり動かずにはいられなかった

「黙っていられねぇべよ、津上のやり残した捜査と聞いちゃ―」




二つの信号は同時に変わる

よって、一つ前の横断歩道を渡っていた老婆
この老婆が信号を"青"と確認していれば、
必然的に秋本さんが渡っていた信号も"青"となる
津上はこれを証明しようとしていた

人に罪を被せて罷り通る不正に僕は我慢ならないんです!
強い者でも悪ければ負ける、
弱い者でも正しければ勝つ!
課長、僕は常にそいつを証明してみせたいんです!


そして高杉婦警は津上の言っていたことを思い出した

「捜査は執念じゃない、誠意だ」




「津上さんってどんな刑事だったんですか?」

叶は焦っていた―自分は津上を知らない
この捜査に一人冷めているような気がしていた叶は
おやじさんに津上のことを訊いた
おやじさんは一言、津上をこう評した

「常に誠意、つまり愛を持って捜査に当たった男―
それが津上明だよ」

そう言ったおやじさんに津上との記憶が鮮明に蘇る
約束、それは津上には決して軽いものではなかった
一人の男の死が津上明という男に「約束」を何よりも重いものにした

どんな犯人を見つめる眼にも愛があった
それが津上明だった―
君は、あの日少年との約束は二度と破らないと誓った
そして―忍くんとの約束は果たせないままに逝った

君の約束は、私たちが引き継ごう
どんな困難な捜査でも、その辛さ苦しさは私たちが引き継ごう





お婆さんが見付かった!

「やったぞ―とうとうやったぞ、津上!」

遂に津上が捜し求めていたお婆さんの消息が掴めた
直ぐに車を走らせてお婆さんの下へ向かう
こんなにも興奮する紅林を叶はこのとき初めて見た

「これが興奮せずにいられるか!
津神が捜していたお婆さんがやっと見付かったんだぞ!」

―だが、一足違いだった
体調を崩して入院していたのだが、容態が急変した

捜し求めていた頼みの綱が切れた
4年前の事故の瞬間、この信号は"青"だった
津上の信じたその事実を証明できる者はもうこの世にはいない―





少年と津上は雪の残る道の上にいた

約束が違うじゃないか!
お婆さんはもう死んじゃって
もうお父さんの無実は証明できないじゃないか!

心配するな!
男はな―そう簡単に諦めたり、
鳴き声を出したりするもんじゃないの!
俺と約束したんだろ!だったら俺を信じろ!





大牟田に事故当時の状況を再確認する

ストロンガー・津上が久々に出演して
その事件の加害者が「改造火の玉人間」(浜田晃さん)
もう集中できないw

でも体温が異常に高いとかいう設定はない
車はフォルクスワーゲンじゃなくて日産だし、
手の触れた叶に煙草を押し付けたりもしない
焼き芋屋に変装することもない会社員である

だからストロンガーも
そんなこと、俺が知るか!」とか言わない


当時の調書に疑義が生じているのは確かだが、
タイタン大牟田はあくまでも任意でということで応じたに過ぎない
犯人扱いされていることに不満を覚え、
いきなりロケットランチャーを打ち込んだり
人質を取ったり、あまつさえ買収しようとする―
なんてことはなく帰ってしまった




現場百回、真実を知っているのは―

唯一の証言が取れなくなり、
もう万策尽きたかという特命課
事故現場に戻り、もう一度捜査をやり直す

約束を果たすこと、
それが津上の思いを引き継いだ特命課を動かしていた

「津上―俺たちにできることは、もう本当にないのか―?」
「いや、必ずある―現状百回―津上も言っていたようにだ」
「真実を知っているのは、信号だけか―」

何気なくおやじさんがボヤいた一言で叶が閃いた

「―!おやじさん!信号ですよ!
課長!信号!信号です!
この信号が―事実を証明してくれるかもしれません!」





信号はすべてを語った

事故現場に大牟田が連れて来られた
叶の言う通り、信号が事実を証明する
津上が残した、一度は望みの絶たれた約束が果たされる時が来た

「今から4年前―1980年1月10日、事故の瞬間
この信号が何色であったかを証明します」

交通管理課で事前に調べていた通り、
事故現場とその一つ手前、当時薬局があった横断歩道の信号は
それから4年間誰の手も入っていない

そして信号のサイクル
青→黄→全赤→赤の1サイクルは80秒で組まれている
※全赤 信号機の状態変化の直後に全方向の信号機が赤になること

内訳は青45秒、黄色4秒、全赤2秒、赤29秒
これは交通管理課の証明書付きで調査済みである
また、この2台信号機については
4年間停電・故障も生じていないことも調べ上げていた

よって4年間壊れず止まらず働き続けた信号機のサイクルを逆算すれば
自ずと事故当時の信号の色が逆算できるというワケだ




1980年1月10日午後2時13分18秒の信号の色

被害者・秋本京四郎が当時身に付けていた時計、
そして横断歩道が写り込んでいた銀行の防犯カメラ映像
この二つが事故の正確な時間を証明した

これで秋本京四郎が見ていた信号の色が解る

コンピュータは画面に示した、事故当時の信号の色を―




津上、これでお前も―

「どうだ、忍くん!お父さんは正しかった!これで約束を果たしたぞ!」

帰らぬ人となった津上
その津上を待っている人に
津上との記憶を持った特命課のメンバーが
残した約束を引き継ぎ、果たした―




"さよなら"と雪解けの道を行き
夕陽を背負って手を振る
津上明"元"特命課刑事、最後の事件だった



にほんブログ村 車ブログ 日産へ ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 芸能ブログ KARAへ にほんブログ村 料理ブログ いろいろな料理へ

特捜最前線の記事はコチラ
特捜最前線の記事はコチラ