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ameba blogを更新しました_
今日のテーマは「特捜最前線」_
こんばんは、鷹村洋一です(´∀`)_
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神代警視正 二谷英明
橘刑事 本郷功次郎
船村刑事 大滝秀治
紅林刑事 横光克彦
津上刑事 荒木しげる
吉野刑事 誠直也
滝刑事 桜木健一
桜井刑事 藤岡弘
愛と死と、憎悪が渦巻くメカニカルタウン
非情の犯罪捜査に挑む、 心優しき戦士達―彼ら特捜最前線





おやじさんの休日

おやじさんと奥さんと娘の三人でデパートへ
その日は新しいスーツを買おうと何度も試着した

紺にしようか茶にしようか、何度も迷うおやじさん
茶はなんか地味過ぎる気もするが、
紺は奥さんがあまり良い返事をしない

「母さん、どうですか?」

決め切れないおやじさんは奥さんに判断を委ねた
どうやら茶に決まったらしい

デパートを出たところでサイレンの音が聞こえた
おやじさんは休みの日でも身体が反応する
ポケットを弄り10円玉を探すが見付からない
その時そっと10円玉を差し出す奥さん
刑事の女房」だな、ヤッパシ

特命課に電話をしたら課長が出た
しょうがないな~と言いながら事件の概要を教えてくれた
でもいざ現場に向かおうかと思ったら、奥さんが蹲ってる
急にお腹が痛くなったと言う

「大丈夫です、ここでちょっと休んだら治まります、
いつもなんだから―」
「ん?いつもだ?」
「―最近時々あるの」
「大丈夫です、ここでじっとしていれば治まります
あなた、事件なんでしょう?」
「ん?ううん―まぁ、私が行かなくたっていいんだ」

一度は現場に向かおうとしたものの、
奥さんの苦しそうな様子を見て躊躇うおやじさん
だが奥さんは、心配ない、早く現場へ行ってください、と言う
最終的には娘に任せ、おやじさんは現場へと走った

足立区・江北橋で新聞紙に包まれた男の腕が見つかった
腕には注射の痕があり、おやじさんはクスリをやってる、と見た




誰の腕か、腕を投げ棄てたのは誰か

年齢は30~40歳、死後6~7日
爪の間からは少量の土が検出された
腕にあった注射の痕はおやじさんの睨んだ通り麻薬、
しかもかなりの常習者だった
新聞は朝日新聞東京版
しかしその中に2枚、大阪版が含まれていた

遺体の残る部分も同じ場所から投げ込まれたと推定して
江北橋~西新井橋までを所轄署と連携して徹底的に捜索する
担当はアカレンジャー・吉野



因みに地図で調べたらこんな感じでした

被害者の割り出しは家出人、行方不明者から該当者を捜す
蓋半に分かれ、一方は橘さんとストロンガー・津上のコンビ
もう一方でおやじさんは滝と組む

紅林は新聞の配達区域を、仮面ライダー1号・桜井さんは麻薬常習者を当たる




家出人を探すうちに行き当たった一軒

夫婦で廃品回収業を営む一家で
この家の主人・川西晃一郎は一週間も行方がわからなかった
捜索願は妻・ヨウコが出していた
川西晃一郎は身体が弱く、よく病院で注射を打っていたという

生活ぶりを見るにあまり裕福ではない
幼い子もいる、病気がちだった夫は行方不明
寡黙なこの妻が集めて回った廃品をお金に換えてなんとか生きている




おやじさんの奥さんが―

「実は奥さんのことですが―奥さんは癌なんです」
「癌?」
「本人には胃潰瘍と言ってありますがね―」
「間違いないですか?」

「だいぶ前から症状があったようですね
せめて半年早くいらしていれば―」
「しゅ、しゅしゅしゅ―手術をすれば―?」
「それなんですがね―」
「―手術をしても、助からん?
だって先生、胃なんてすぐ皮膚の下でしょう?」

「手術は賭けのようなもんです
却って死が早まっても手術してみるか、それとも
このままでできるだけ癌の進行を遅らせる努力をするか―」

「このままで、女房はあとどのくらい―?」
「長くて、一年です」
「長くて一年!?」

おやじさんは茫然となった
ちゃんと前を見て歩いているつもりでも、何も見えなかった
どこかの老夫婦が仲良さそうに歩いているを見た
それを見て、なんだか涙が出てきた
医者の言葉が、何度も何度も聞こえた

「手術は賭けのようなもんです
却って死が早まっても手術してみるか、それとも
このままでできるだけ癌の進行を遅らせる努力をするか―」

「このままで、女房はあとどのくらい―?」

「長くて、一年です」





おやじさんはその日、仕事を休んだ

課長に電話したら、遺体の首が出たという
そんな日でもおやじさんは現場に行かなかった

いや、行けなかった
この捜査は長引く、今無理をすることもない
課長はそう言っておやじさんの休みを了承した

おやじさんは休む理由を言えなかった




おやじさんが休んだ日

「どうしたんです、一体?仕事片付いてないんでしょ、まだ?」
「いいんだよ、今度のヤマは長引くんだ―課長命令でね、交代で休みを取るんだ
クジを引いたら私が一番!」

ウキウキで話すおやじさん
奥さんが襖を開けておやじさんを見たら―

「あら!」
「どうだい?デパートへ寄って貰って来たんだ」
「それ、35年勤続の表彰に着るって言ってたんじゃなかったの?」

デパートでずっと迷っていたあのスーツだ
色は最後の最後で奥さんが決めた、茶色のスーツ

「リハーサル、リハーサル 入念なリハーサル!」

おやじさんは20年振りに奥さんと二人で出掛けた
行き先はお好み焼き屋
こういうトコしか知らない、とおやじさんはボヤく
奥さん曰く、お見合いの後に連れて行ってもらったのもお好み焼き屋だった

その日は夜まで、奥さんと共に過ごした
喫茶店でゲームもやった
帰り道の電器屋で、奥さんが替えの電球を買っている時
店頭のテレビで事件のことを報道している

その様子を見て奥さんはまた、10円玉を差し出した

おやじさんは、癌のことを奥さんに言えなかった




「主人だと、思います―」

川から上がった遺体は川西晃一郎と確認された
先週の日曜の昼、クスリを買いに行くと言って出たまま戻らなかった
収入の大半はクスリに消えたが、
妻はそれでいいと思うようになったと言う

妻の評判は近所でも悪くない
いや、悪くないどころのモノではない
病気がちの夫の代わりに昼も夜も働き詰め
幼い子供と夫を一人で支えながら文句一つ言わない
そういう評判だった




クスリのルートから当たろうぜ!

川西晃一郎は誰からクスリを買っていたのか?
特命課の武闘派ナンバー1,2がチンピラを締め上げる
ショッカーの改造人間と特殊戦隊の赤がコンビを組む

こりゃ勝てんよ

チンピラは新成会のオマタなる人物とつながっている
オマタはチンピラを介して川西晃一郎とも会っているし、
一週間前に大阪にも行っている
大阪版の新聞のセンともつながるのだ

テキトーに締め上げて泳がせておけば、確実にオマタに行き当たる
予想通りにコトは動いたが、
オマタはマークされていると承知の上でヨユーシャクシャク
このままでは何処かに行方を眩ませる可能性がある

参考人として引っ張ろうという時に特命課の電話が鳴った

おやじさんの娘だ
―奥さんが血を吐いて倒れたと言う




「ちょっと、寄って貰いたいトコがあるんだけどね―」

運転する滝に「ちょっとだけだ」と言い、
おやじさんは病院へ駆け付けた
奥さんは意識もはっきりしている
その様子を見た後、おやじさんは医者と二人で話をした

「先生―」
「手術のことは考えていただけましたか?」
「手術して治る可能性があるですか?」
「医者として言えるのは、
可能性ゼロではないということだけです―」

医者も歯切れが悪い、おやじさんはそれを察した

「やってください
少しでも治る可能性があるならやってください
―手術を、お願いします」


おやじさんは精一杯、悟られないように振る舞った
手術をしようというのも、可能な限り、軽く伝えた

「母さん、先生と相談したんだけどね、手術することにしたよ
盲腸取るのと同じで大したことないんだそうだ
手術した方が治りが早いって言うから―やろう?」

「あなたが、決めたなら―」

奥さんはおやじさんを、
おやじさんは先生を信じて手術を決めた
これできっと、いや必ずよくなる

おやじさんは
手術の時間までには必ず戻ると残して病院を離れた




「おやじさん、オマタの行方がわかった」

ヤクの取引の場所に現れたオマタは
我々の追及の手を逃れる為、
子供を人質に保線小屋に立て籠もった

季節は夏、扇風機すらない小さな小屋で
ずっと閉じ込められているのは子供には相当キツイ
しかも暑いだけではない
人質としていつ命を奪われるかもわからない極限状態である

最初おやじさんが駆け付けた時は
子供の泣き声が聴こえていたが、
保線小屋を警官隊が包囲する頃には聴こえなくなっていた

もう、子供の体力が限界だ




全方位、視界が開けた相手にどうやって接近するか

保線小屋からは周囲の動きが丸見え
だが、もう手をこまねいている時間はない
橘さんが閃いた

「この引き込み線に貨車を通す
通過の瞬間はヤツの視界が遮られる!」
「しかし貨車が走ってれば線路横切れませんよぉ」
「オレたちがその貨車に乗ってるのさ―」
「貨車が小屋に近付いたら、飛び降りて一気に勝負をかける!」
「しかし、線路から小屋まで気付かれずに行けますかね?」

橘さんの案を桜井さんが補足説明
切れ者・紅林が小さな不安点を指摘するも、

「私がヤツの目を引き付ける」

いちばんのベテラン、おやじさんがその役を買って出た

「どうやるんですか?」
「―アレだよ」




「やぁ、オレは正義の味方だよ!」

アイスキャンデー屋に扮するおやじさん
オマタと人質の子供は暑さで相当参っている
注意を引きつつ、飲み物を差し入れられれば
子供の体力も少なからず取り戻せる

「子供にキャンデーやってくれよ!」

何やら声を掛けながら小屋に近付くおやじさん
オマタは不審がって服を脱ぐよう要求
武器を持っていないコトを知ると少しは安心したらしい

よっしゃ!オマタはおやじさんに釘付けや!このまま貨車走らせたろ!!

と思っていたら急に停まった
何とこのタイミングでブレーキに異常発生
小屋に差し掛かる前に停まってしまう




貨車も警官隊も、何もかもが動かない
銃口は真っ直ぐにおやじさんに向いている―



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