周南市の観光スポットを探してみたところ徳山湾の大津島というところに人間魚雷「回天」の記念館があるということで行ってきました。
徳山港から船で30分程で馬島港に到着。
べた凪の瀬戸内海に浮かぶ長閑な島です。
港から回天記念館までは徒歩です。
さて、回天とは人間が操縦する魚雷だそうです。
太平洋戦争末期“天を回らし戦局を逆転させる”という願いを込めて人間魚雷「回天」が誕生しました。
要するに零戦の神風特攻隊の潜水艦バージョンですね。
一人乗りの潜水艦に大量に爆薬を詰めて、それを操縦して敵艦に体当たりして駆逐しようとするものです。
操縦者が生還する可能性はゼロの自爆兵器「回天」。
この回天の操縦訓練場が大津島にあった由縁で記念館が設立されています。
記念館の前に設置されている原寸大のレプリカです。
一人でこれに乗って敵艦を目掛けて潜水するとか気が狂いそう。
それにしても酷いことを考えたもので、冷静に考えるとそんなことを考えざるを得ない時点で負けてるのが判ります。
集団ヒステリーとか洗脳状態にあると怖いもので、多くの若者が回天特攻隊への参加を希望したとのことです。(現在のイスラム原理主義に洗脳された自爆テロと同じですよね)
自分も極左ではありませんので「奴隷の平和より危険な自由」"I prefer dangerous freedom over peaceful slavery."を選びたいですけど、自爆攻撃隊に志願するとは思えません。
今は静かな回天訓練所跡です。