お風呂に入って身体を洗っているときは、上から自分の身体を見ることになりますが
わたしにはすべて「太って」見えるんです。
入院で引っ込んだお腹はまた出てきたし、お尻周りもたるんできて
太ももはいくら体操しても細くならないし、ふくらはぎも浮腫んでいる…。
さらに内ももがくっつくと「やっぱり太った…」とショックを受けます。
以前過食嘔吐を止めた時があって、その時は体重がものすごく増えました。
顔は丸くなってウエストは大きくなるし、しゃがむとお腹の肉で苦しいし、歩くと内ももがこすれて赤くなるし
「醜くなった」と毎日焦り、そのストレスで過食してさらに太っていく…頭が混乱していて苦しかったです。
その時の感情が「内ももピタン」でフラッシュバックします。
「やっぱり痩せた自分でないといけないんじゃないか」と。
またまたパニックを起こしそうになりました。
そこに冷静な自分がやってきました。
だいたい内ももは昔からすき間ができたことはなかったよね。
太っている?本当に?
瘦せなきゃと思うのは痩せないと人から嫌われる、自分の自信を保つものが無くなると思い込んでいるから。
入院中に「最近まで過食嘔吐してました」って自分から話せた。
今まで他者には恥ずかしくて言えなかったので自分にとっては革命的な進歩だった。
過食嘔吐って言えば嫌われると思っていたのに、聞いた人の態度は普通か「辛かったですね」と言ってもらえた。
わたしの周りの太っている人、過去より太った人はそんなに不幸そうか。いやむしろわたしより楽しく幸せそうに過ごしている。
自分を守っていた思い込みは、そろそろ手放す時が来たのかもしれない。
不意に泣きそうになりました。
鎧を外す感覚がありました。
正しいと信じて身に着けていたもの。身を守るためにしがみついていたもの。
今までの考え方は「病気」なのだと自覚できました。
摂食障害は「依存症」です。まだまだ引き戻りたくなると思いますが、一歩ずつ進んでいきたいと思います。
今日も読んでいただきありがとうございます。