例年なら木蓮の蕾がふくらんでいくのを日々楽しんでいる時期です。
今年は窓から見下ろす木々が緑やピンクになるのを見ながらこの危機を乗り越えることができた時の喜びを想像しています。生かされていることに感謝の気持ちを感じないではいられません。
シカゴでは生後1年に満たない赤ちゃんが #コロナウイルス で亡くなりました。
ロサンゼルスでも17歳の子が亡くなりました。
ニューヨークでもマイナー(18歳以下の子)が亡くなりました。
プライバシーを守るため詳細は発表されていません。
コロナウイルスの犠牲になるのは高齢者だけではありません。
悲しいニュースが続きますが、日本ではまだまだ「インフルエンザみたいなものだろ?」と楽観している人がかなりいるようなのであえて書きます。
イタリアでは確認された感染件数が105,729、コロナウイルスで亡くなった人は12,428人になりました。
ひとりひとりが誰かのお父さんだったり妹だったり、統計や数字としてだけでなく、命として感じられなければいけません。
日本を含めてまだこれから感染が広がる国はこの事実を重く受け止める必要があります。
ニューヨークがイタリアのようになって、医療体制が立ち行かなくなる日は1〜3週間後と言われています。
東京はニューヨーク以上に人口密度の高い都市です。しかも残念なことにこの7年間、メディアは市民に本当のことを伝えることを放棄してしまいました。
オリンピックをどうしても開きたかった安倍首相と東京都知事のために市民は本当のことを知らされないままここまでひきずってしまいました。
1日も早くこのコロナウイルスの脅威について市民に知らせて、全力をあげて対策する必要があります。
ドクター・ファウチはホワイトハウスで長年疫病対策に当たってきた医師です。
嘘ばかり言ってきたトランプ政権の官僚たちの中でも、この人は例外的に科学に基づいて本当のことを言ってくれると信頼を寄せている人も多い方です。
ドクターファウチによると、外出禁止などロックダウン(封鎖)している地域でまた通常の経済活動に戻していっても大丈夫と言える条件は、迅速に大人数をその地域でテストできることにつきるそうです。
今ニューヨークではFDAの許可を得て、5分で結果が出るテストの量産に入りました。
この恐ろしい疫病を封じ込めるためには、外出禁止にしてでもとにかく人が集まることを避けて人と人との距離を開ける(Social Distancing)こと。
少々の不自由さ、不便さを感じても、病気にならないため、一人でも多くの人の命が助かるためなら何ということはない「不自由さ」だと思います。
心配なのは毎日長時間コロナウイルスの疑いのある患者さんのテストをしている人たち、呼吸困難になっている人たちの命を繋ぎとめようと人工呼吸器のあるICUで寝る時間もおしんで働いている医師や看護師の方達。
医療従事者を安全に守るためにも、医療従事者を通した二次感染を防ぐためにも、この人たちを頻繁にテストする必要があります。一般の人までなかなか検査がいきわたらないのはそのためでもあります。
コロナウイルスの恐ろしさ、それは社会の一番弱い立場にある人たちを襲うということです。高年齢の人、免疫力が弱っている人、心臓病や呼吸器系の病気がある人、糖尿病の人は死亡率が高くなっています。
経済的に考えても、余裕がある人は家にこもって食糧を買い込むことも、配達を頼むこともできます。
一方で、今どうしても働かなければ生きていけない人たちはこのような大規模なパンデミックが世界を襲った時、自分たちの身を守るすべがないことが多いのです。
「手を洗ってください」と言われても水が出なくてそれができない人たちが、アメリカにはたくさんいます。今感染が広がり始めているアフリカも心配です。感染が広がればそれを受け入れる十分な医療体制がありません。
日本には、家を出てネットカフェなどに寝泊まりしている若者も多いと聞きます。
ニューヨークでは最後まで社会の土台を支えてくれる仕事を続けている人たちの中には健康保険を持っていない人がおよそ440万人います。
アメリカではエッセンシャルワーカーと言って、食材の配達、交通機関や配達網、ゴミ収集など大都会の機能を最後まで動かしている人たちは外出禁止の例外になっています。
彼らがいなければ、家にこもっている人たちの生活にも遅かれ早かれ支障が出てきます。社会の土台を支えているその人たちは同時に自分たちの命を(感染の)危険にさらしてもいます。
貯金に余裕があったり、大企業で働いていてお給料が保障されたり、自宅からオンラインで仕事ができる人にとって外出禁止やロックダウンはかなり凌ぎやすいし、普段ない時間を使って家族と家でゆっくりできると喜んでいる人もいます。
アメリカではもう10〜20年さかのぼって自宅からオンラインで仕事できる人は増えてきていたので、オンラインに切り替える、という事態になった時、すぐにできる人は大勢います。
ニューヨークの公立学校も休校になって1週間でオンライン授業が始まりました。
ロサンゼルスでは5月の末まで今の外出禁止状態を続けると言っています。ニューヨークでは2週間おきに更新していますが、おそらく似たようなこと、またはもっと長いこと外出禁止になるでしょう。
ニューヨーク市長も州知事も長い闘いになるだろう、(weeks and months)何週間も何ヶ月もかかるだろうとと最初から事実を隠そうとはしませんでした。
様々な立場の人が共存している複雑な現代社会で人々がまた安心して出かけることができるようになるためには、テストが広範囲に行き渡り、誰もがテストを受けられる体制を整える必要があるのです。
アメリカではアボットという会社が開発した新しいテスト"ID NOW"がFDAの許可を受けて検査を開始します。5分で結果が出るのでテスト件数を一気に増やす可能性もあります。
アボットが開発した新しい #コロナウイルス 検査"ID Now"を使うと5分で結果が出るという
— Kana Kubota (@affluencekana) March 31, 2020
FDAの許可も出て、テスト件数をかなり増やせると期待されるhttps://t.co/JxAlAiT60V
感染の検査と並行して、抗体の有無の検査も始まっています。人類が安心してまた出かけられるようになるには1日も早く、迅速に検査ができるシステムもワクチンが開発される必要があります。
日本でも1日も早くもっと積極的にテストが始められることをを祈ってやみません。
少なくとも症状が出ている人はたらい回しにされることなく検査してもらえる日が1日も早くきますように。
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