■(腹式)呼吸運動は、横隔膜を上下させ、腹部筋肉や胸部筋肉を伸び縮みさせ、意識的に行うことの出来ない内臓(肝臓、脾臓、腸、腎臓など)に運動を行わせ、同時にそれらの血行を促進させます。

これは、ジョギングと同じくらいの内臓運動量に相当します。

 

内臓運動は基礎代謝を活発にし、ダイエットに効果的です。

 

横隔膜は肝臓の真上にあって、肝臓のマッサージ役です。

横隔膜が強く縮み下がるほど、肝臓内から多くの静脈血が絞り出され、

反対に、横隔膜がゆるみ上昇すれば、大量の血液が導入されます。

肝臓の機能が上がると、毒素(アルコールや薬)を分解し、無毒化する能力が上がります。

老廃物の排出も促され、お肌にも良いです。

 

 

■深い呼吸(腹筋と横隔膜の拡大収縮)は、腹圧を上げます。

筋肉で守られていない腹部を守る袋を「腹膜」といい、内臓が働くスペース確保の為に袋をふくらませている力を「腹圧」といいます。

腹圧によって膨らんだ腹膜を、腹筋や背筋で囲むことで、身体を支えています。

 

腹圧が強ければ、静脈の血流を促進し、血液の循環が活発になることから、「腹圧は第二の心臓」といわれています。

 

腹圧が落ちると・・・

筋肉の負担が増え、腰痛になります

内臓が圧迫され、働きが低下します

神経や血管も圧迫され、血行が阻害され、代謝がおちます

姿勢が前傾になり、肩が凝り、腰が曲がる原因になります

脳の疲労感や、手足の血行不良(冷え)の原因になります

 

☆悲しい時、驚いた時、ストレスを感じている時など、精神的にマイナス状態の時には、腹圧は低下していて、浅い呼吸にっています。