ヨガでは、動きと呼吸を連動させて行います。
基本は、鼻呼吸です。
(慣れないうちは自然な呼吸で構いません。)
ゆっくり鼻から吸って、細く長く鼻から出します。
舌を前歯の裏、上あご辺りにセットし、奥歯に指一本分ほどの隙間をあけ
口は軽く閉じます。
呼吸によって体が上下したり、体がゆるんだり伸びたりするのを感じましょう。
気持ちよく呼吸が出来ている時は、体にリキミがなく、うまくゆるめられています。
★腹式呼吸
複式呼吸は、息を吸いながらお腹を膨らませ、吐くときにへこませる呼吸法です。
息を吸った分、肺の下にある横隔膜が押され、お腹が膨らみ、息を吐くとその逆に、お腹がへこみます。
胸郭(肋骨などからなる籠状の骨格)をなるべく動かさず、
横隔膜を引き下げて息を吸います。
腹式呼吸は、副交感神経を活発にする働きがあり、リラックスしたいときに効果的があります。
ヨガでは、この呼吸法が推奨されることが多くあります(但し、呼吸を止めることが一番いけないことなので、慣れないうちは腹式呼吸ではなく、呼吸を続けることにだけ意識を向けましょう)。
★胸式呼吸
胸式呼吸は、上部である胸の部分に息を送り込むこみ胸をふくらませ(肋骨が広がり)、息を吐くことで戻る呼吸法です。
胸式呼吸は、交感神経を活発にする働きがあり、カラダをリフレッシュしたいときに行うとよいでしょう。この呼吸法は、ポーズを取る準備段階で行うことが多く、腹式呼吸と合わせて、座って(もしくは仰向けに寝て)行い、カラダの準備や集中力を高めます。