■早期肺癌を切らずに摘出一胸腔鏡下肺切除術

胸腔鏡下肺切除術は、開胸手術をしないで早期肺癌の病巣を摘出する特殊な手術です。

高度先進医療の対象でしたが、1994年に保険適用されました。

対象となる疾患は、気胸、良性肺腫瘍(良性縦郭腫瘍、良性胸壁腫瘍を含む)、転移性肺腫瘍、肺癌に限定されています。

この手術を行う病院は、外科、呼吸器外科又は胸部外科を担当する診療科の常勤医師が2人以上(このうち呼吸器又は胸部の外科の経験を5年以上積んでいる医師が1人以上)いて、年間50例以上の開胸手術を行っています。

手術の点数は26,800点です。

■人工心臓を使って行う心臓手術一補助人工心臓

補助人工心臓は、心臓手術を行う場合などに、心臓の代わりをつとめる器械です。

1994年の点数改定で高度先進医療から保険適用となったものです。

対象疾患が制限されていて、心臓を開く開心術症例の体外循環離脱困難、開心術症例の術後低心拍出症候群、その他の心原性循環不全とされています。

ただし、重症感染症、重症多臓器不全を合併した患者の場合は認められません。

この手術を行う病院は、心臓血管外科の常勤医師が5人以上(このうち心臓血管外科の経験を5年以上積んでいる医師が2人以上)いて、年間50例以上の開心手術を行っています。

補助人工心臓の点数は初日が30,000点、2日目以降は1日につき5,000点で、補助人工心臓セットが310万円(31万点)となっています。

14日間使用すると、セット込みで40万点を超えます。

これが高度先進医療として自費負担であったとき、東京女子医大で500万円でしたから、保険適用とはいえ、結構よい点数になっています。


■胆石を超音波で破砕、排出する一体外衝撃波胆石破砕術

体外衝撃波胆石破砕術は、胆石を超音波で破砕、体外に排出させる手術で、1992年に高度先進医療から移行、保険適用されました。

胆石破砕術の適応は、(1)胆石症の既往があるもの、(2)胆嚢に炎症がなく、胆嚢機能が良好な胆嚢内結石一とされています。

病院には、胆石治療の専門知識と5年以上の経験を持った専門医2人以上が常勤しており、担当する医師が24時間待機、手術を含め緊急事態に対応できるようになっています。

点数は1連につき20,000点です。

この点数は、数日の間隔をおいて数回の胆石破砕術を行う場合にも1回のみ算定、胆石破砕術がダメで他の手術手技を行った場合の費用も含んでいます。


河崎凌(ヨガインストラクター)
http://lp-jp.com/