自分が女子大生(!!)だった頃、研究室を仕切っていた講師のひとが事務の女性とトラブったという事件一つをもって「女の人は社会から抹殺すべきだ!」と研究室内でアジったりしたのだ。

そのとき、衝立を挟んだところのPCでプログラミングやってたもんで、全部ハッキリクッキリ聞こえたともさ。

今だったら、大変なことになったかもしれないけど、まぁそういう時代だったのよ。

そんなこんなで、何か一つの事象をもってして、その人が属するグループ全体をどうこう評価するのはどうなんだろうね?、と自分は思う。

 

女性にも男性にも、専業主婦にも兼業主婦にも、一定量の『威張りたい人』とか『困った人』を含んでいると私は思う。極地局地的には、専業主婦に振り回される働く女性も、パートタイマーに振り回される専業主婦も居ないわけじゃない。

 

でも、もう論点はそこじゃないと思うんですよね。

PTA問題を新聞・雑誌・ラジオ・テレビで取り上げてくれるのは、PTA問題が存在しないかのように扱われるよりもずっといい。

だけど、専業主婦vs兼業主婦によるPTA問題の切り口なんて、正直、

2001年04月09日『PTAの憂鬱「次はあなたの番」 働くママvs.専業主婦の大論争』で、既にアエラがやってるんですよ。16年も前よ?古いってば。
 

エネルギーは、自分を困らせている専業主婦やパートタイマーやフルタイムワーカー(この方々はPTAリストラしたい組が大多数だろうけど…)に怒りをぶつけるのでは無くて、トラブルを減らすためにPTAから無駄を省く、なんて迂遠なことをやっている場合でも無い。

 

エネルギーを摩擦熱に変えて浪費するんじゃなくて、脱強制加入PTAに向けようよ。

 
2010年02月21日『「PTA実は入退会自由」周知の是非 シンポで議論』朝日新聞で阿久沢記者が強制加入問題を取り上げてくれているし、

2014年04月07日『大きな慣性に逆らって――父親たちの語るPTA』川端裕人×木村草太にて、キラーフレーズ違法PTAも飛び出した。

最近では、
2016年03月25日『PTA活動はもともと任意活動なのに、すべての者が参加するような雰囲気作りがされている』(1億総活躍国民会議:菊池桃子さん)
2017年01月29日『#PTAやめたの私だ 「入会しません」 ひとりの主婦の静かなる抵抗』(BuzzFeed:小林明子 記者)
 
実はPTAを任意加入にすれば『身の丈に合った活動量になる』というメリットの他に『民主的な話し合いの訓練ができる』という大きなメリットがある。
威張りたい人が威張り散らせば、みんな辞めちゃうんですよ。時間に余裕がある専業主婦でもね。
『辞められたくない』と思えば、話しがきけないオジサンもオバサンも、なるべく他人の意見を聞くようになる。
実際、PTAのOBとして参加した周年行事実行委員会で、私が意見を述べても鼻で笑ってた委員長が、「じゃぁ私退会するわ」と言ったら考え始めたっていうことに1年間で4回も遭遇したのだ。
(ホントに、PTA活動長くやっていると他人の意見を聞く習慣が無くなってしまう人が居るっていうことにも気づいた…)。
 
今、強制加入を持続したいと主張している人は、もしかすると他人の意見をいちいち聞くのが面倒臭くなっているんじゃないですかね?
民主主義が嫌いか、もしくは民主主義に絶望しているか、どっちかなんじゃないですかね?