朝日新聞 聞蔵IIを検索していて、嘗て、事実上自動加入だったPTAが、ハードランディング的に任意加入を打ち出したことが、ニュースの記事になったことを知りました。今から36年くらい前のことです。
朝日新聞1974年3月24日朝刊 17頁 東京 1段 記事
PTA真っ二つ 中野の江原小/「役員はプロ」「いや教委の陰謀」/任意加入で退会続出

という記事を見つけました。リード文は、
 校庭確保の運動で「日本一のPTA」とまでいわれた中野区立江原小のPTAが、新年度から任意加入制に切り替えることにし、会員の意思確認をしたら、半数が脱退してしまった。少ないクラスでは会員たった三人、先生も三分の一しか加わらない。この異常事態、PTAのあり方をめぐる議論とともに、感情的な対立も交錯しているようだ。
ということで、見出しは、こんな感じ。
教師も二派に分裂
●半数が脱退
●体罰事件でも対立
●PTAの中の学校
●区教委もグル

 校長は退会して理由は話さず。

「任意加入制」を強く主張した人は、PTA役員はまるでプロでついていけない。

脱退した父母の多くは「混乱がいやだから」「委員にでもされると困るから」と逃げの構え。

PTA役員の中には「上からの教育行政をスムーズに運ぶため区教委と校長ら一部教師がぐるになったPTA解体策」との見方。

 つまりは、PTA役員と一般会員との遊離、PTA役員と区教委との対立が交錯して複雑な事態になっていたような感じです。

 結局、教委・校長・教頭がそうしたいと思えば、簡単にPTAは任意加入になるし、そうでなければなかなか任意加入にすることはできない、ということなのかしらね(嘆息)。家庭と学校との連携なんて嘘臭い。自分が役員をやってみた経験上、『PTAは、学校とPTA役員のみとの連携に過ぎない』、と思っていたんですよね。

 でも、半分残れば上等じゃないですか。半分でできることをやれば良いんじゃないかと思うんですけどね、PTAは。会長の、「任意加入制はよいこと」の一言が、この記事の中の救いだと思います。