世田谷区議会、平成22年第1回定例会、2月25日、一般質問 6番で、世田谷区議会の風間ゆたか氏が、PTAの任意性(入退会自由)に関して、質疑応答をされたそうです。その状況は、現在、動画で公開されています。
平成22年第1回定例会 録画中継(速報版)
世田谷区議会の情報公開の姿勢は素晴らしいと思いつつ、例によって、自分本位に気になっている部分を抜き出して見ます。
風間ゆたか氏(世田谷区議)
 次に今後の区立校運営とPTAのあり方について区教育委員会に問います。以前にも何度かPTAのあり方については取り上げましたが、時代に応じたPTAのあり方として保護者の主体性をより重視する体制にすることや、補助金委託事業の見なおしの必要性を訴えてきました。
 最近の文科省のアンケート結果によると「PTA役員経験者の半数がPTA入退会の自由を知らない」と答えたそうです。またその新聞報道によると『これからのPTAのあり方』というシンポジウムでは、文科省社会教育課長が、「PTAが教育委員会や校長には任意であると広めたい」と話したそうですが、世田谷では入退会任意性の告知について従来の冊子配布だけではなく口頭で行うようになったのでしょうか。
 また、PTA役員の負担軽減に向けてどのような改善に取り組んでいるのかお聞かせください。

教育政策部長(世田谷区)
 区教育委員会といたしましては保護者の方々がPTAの目的や性格を良く理解し趣旨に賛同した上で加入していただくことと考えております。こうした認識に基づき毎年年度初めに教育委員会と区立小学校PTA連合協議会の共催で地域ごとに勉強会を開催しPTAの目的、自由加入の原則、活動内容とうについてご説明すると共に、各学校においても周知を図っていただいております。
 PTA活動に対する支援につきましては任意団体としてのPTAの自主性自発性を尊重しながら例えば研修会の実施回数や内容についてPTAとも相談し柔軟な対応を図っております。

 尚PTA活動に対する支援改善の取り組みの一例といたしましては区立小学校PTA連合協議会におけるホームページの作成管理や電子メールによる通信費も支援対象としております。
今後ともPTA活動に対する柔軟かつ適切な支援に努めて参ります。

風間ゆたか氏
 PTAの任意性ということに関しては、実際に新入生の保護者が任意なんだと知ることが重要と思うんですね。ですから、ブロックごとの話でなされていたとしても、新入生の保護者が聞かなければあまり意味が無いと思いますので、きちんとそこで口頭で伝えていくような取り計らいをお願いいたします。

残念ながら、この後、PTA関連で行政からのお返事は無く、他の案件・他の議員さんの番に移っていきました。

このような議論が有るだけで、世田谷区って凄いっ!と思います。
ですが、各学校においても周知を図っていただいております。という回答は、抽象的で残念な感じです。全員が、事実を知った上で、しかも、非入会者や退会者が何らデメリットを受けない状態が保たれなければ、健全な教育関連団体とは思えないのです。USAのPTAでは、組織率25%。健全な任意団体で、何かと忙しい子育て世代が対象だとすれば、これくらいが普通なのではないかと。

『これからのPTAのあり方』というシンポジウムで、司会の吉田氏が
おそらく、強制では無いよと言ったときに、先ほどの、東京杉並の和田中のPTA参加率2割っていう状況は当然生まれるということがあると思います。
という趣旨のことを仰っていたと小耳に挟んだのですが、本当でしょうか?

 私の住む地域では、年配の方が若い人を思い通りに動かして当然と思っている節がありますので、『保護者と地域で連携して学校を支える』といわれると、それでは現役保護者はますます地域の老人会の奴隷と化してしまうのではないかという不安が有りました。でも、入退会自由で参加率2割を維持していらっしゃるのなら、今よりもPTA被害を受ける人は減るだろうと思います。『学校地域本部』の成功よりも、むしろ、入退会自由で参加率2割の組織を作られたことの方が、インパクトがあると思っています。

 風間ゆたか氏と、世田谷区の教育委員会に期待いたします。全国でも先進的な“正しいPTA”を持つ自治体になって、自浄作用の効かない地域のお手本になってください。