よだ形成外科クリニックの依田です。


先日、東京警察病院形成外科の元部長で現在おおもりクリニックを開業されている大森喜太郎先生が当院を訪れて下さいました。

私の大師匠です

。2ショットの写真はもしかすると初めてかもしれません。一緒に食事をして、翌日、ゴルフを楽しみました。

その足で盛岡の学会へと移動されました。

次回の東京の学会でもよろしくお願いします。


さて、今回は鼻翼縮小術を受けて2年経過した方の症例を見てみましょう。

外側法はキズが目立つと一般的に語られることが多いようですが、私はあまりそのような印象を受けておりません。

今回の方のキズは実際にとても目立たなくきれいです。

きれいなキズとなるには、やはり手術コツがあります。

漫然と皮膚縫合を行っては結果はでないでしょう。

また一部の皮膚や鼻腔内の皮膚のみの切除では縮小効果が限定的のように思います。

鼻翼と頬との境目にニキビや毛のう炎が強い時期には手術を行わない方が無難です。

キズに炎症が起こるとキズは目立つ方向に行きます。

縫合したキズは一般的に3ヶ月くらいは赤味が生じやすく、6ヶ月くらいは固いのが普通です。

その時期を超すと少しずつ目立ちにくくなっていくでしょう。


    術前正面

    術前右

    術前左

    術中デザイン。約5mmの切除です。

    全層で切除しました。

    2年後の正面

    2年後右。ほとんどキズは目立ちません。

2年後左

 

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