NFL2018シーズンはプレイオフ2週目ディヴィジョナル・ラウンドに入ります。NFC第1シードのセインツは、ホームのメルセデスベンツ・スーパードームにて、フィラデルフィア・イーグルス(NFC第6シード、10勝7敗)と対戦します。

日本時間1月14日(月・祝)午前6時40分、キックオフ。

 

▮ ケガ情報

・ セインツ

WR シミー・コッブス(#15)ひざ アウト

 

OLはCマックス・アンガー以外の先発4名+ジャーマン・ブッシュロッド(#74)が全員、水・木LP、金FPの練習参加となっており、出場してきます。ある程度回復してきたと見て良さそうです。LTテロン・アームステッド(#72)も間に合いました。これぞ1stラウンドBYEの効果。あとはパフォーマンスが元に戻るかどうかですね。

 

・ イーグルス

QB カーソン・ウェンツ(#11)背中 アウト

WR マイク・ウォレス(#14)足首 クエッショナブル(水LP、木LP、金LP)

WR シェルトン・ギブソン(#18)ハムストリング クエッショナブル(金LP)

T ジェイソン・ピーターズ(#71)大腿 クエッショナブル(水LP、木LP、金LP)

DE マイケル・ベネット(#77)足 クエッショナブル(水DNP、木DNP、金LP)

LB D.J. アレキサンダー(#57)ハムストリング クエッショナブル(水LP、木LP、金FP)

CB シドニー・ジョーンズ(#22)ハムストリング クエッショナブル(水LP、木LP、金FP)

 

ウェンツはIRに入れてないんですね。主力では、Tピーターズ、DEベネット、CBジョーンズあたりですが、ベネット以外は出場できそう。ベネットは微妙。

 

▮ セインツ・オフェンス vs. イーグルス・ディフェンス

前回の対戦(第11週)では、WRマイケル・トーマス(#13)とRBアルビン・カマラ(#41)に相手のカバーを引き付けまくり、他のレシーバーを1対1あるいはワイドオープンにすることで、パスがガンガン通り大量得点に成功しました。パス・プロテクションが崩される前にレシーバーがオープンになれたのがポイントです。DBが簡単に引き付けられており、相手のミスの側面が強いです。先発選手がほとんど残っていない惨状なのでこれが実力かとも思ったのですが、どうやらその後修正されているようで、DB陣の評価はメディアにより割れてます。第15週@ラムズの失点が23という微妙な数字に評価の難しさが表れているような気がします。

 

さすがに前回同様何でも通るというのはもはや無理でしょうが、早いタイミングでパスを通せることが勝利の最低条件になるのは間違いないでしょう。というのも、イーグルスのフロント7は、メディアによってはリーグNo.1と評価するところもあり、健康状態に不安があるOLにとってはしんどい相手と言えるからです。それと、何よりQBドリュー・ブリーズ(#9)にリズムを掴んでもらいたいというのが大きいですね。ポンポンパスが通るドライブが序盤にないと、オフェンスはだいたい苦戦します。

 

プレイオフになるとゲームプランはガラッと変わります。今シーズンはトーマス&カマラ依存とQBテイサム・ヒル(#7)のリード・オプションがオフェンスの格でしたから、ここからどう変化するか。

  • RBマーク・イングラム(#22)のパワーラン (終盤明らかにキャリー数が少なかった)
  • WRテド・ギン(#19)&トレクアン・スミス(#10)のWディープ・スレッド (今季そもそもディープ・パス1個も通ってない疑惑が・・)
  • RBへのスクリーン (終盤はTEジョシュ・ヒル(#89)のスクリーンは見かけたがRBのスクリーンは減った)
  • WRがキャリーするプレー (ジェットスイープ、リバース、エンドアラウンドなど。今季たぶん1回も見てない)

イングラム or 銀様(スミス)という予想しか浮かびません。イングラムについてはコメントでも温存してたんじゃないかという指摘をいただきましたが、このタイミングでの銀様の復活というのも重要なファクターになります。銀様は前回いませんでしたしね。

 

▮ セインツ・ディフェンス vs. イーグルス・オフェンス

イーグルス・オフェンスは前回対戦時とは別チームと考えた方が良いです。ショーン・ペイトンHCや地元メディアもそのように認識しており、かなり警戒している様子。

まず、QBが変わりました。ケガの影響で思い通りにプレーできなかったウェンツから、勝負強さに関してはリーグ屈指(特にプレイオフでは)ニック・フォールズ(#9)に変わり、ゲームプランやプレーのデザインが根本から変わりました。スナップから2.5秒以内に投げることが多く、ラッシュが届く頃にはボールは既にレシーバーが持ってます。

次に、新人TEダラス・ゴーダート(#88)のブレイクがあります。ザック・アーツ(#86)だけでも厄介なのに、2TEセットから2人ともパスコースに出てくるので、カバーしきれないという。

そして、OLが復活しつつあるという点。特に大ベテランのLTピーターズは今シーズン、ケガの影響なのか衰えなのかもはや別人という評判でしたが、先週のベアーズ戦ではOLBカリル・マックを寄せ付けず。マック&アキーム・ヒックスが何もできなかった相手なんですよ。また、前回はオールプロCのジェイソン・ケルシー(#62)が試合序盤にケガで退いたのも大きかったです。今回はちゃんといますよ。

RBもダレン・スプロールズ(#43)がIRから戻ってます。前回はトレード直後だったWRゴールデン・テイト(#19)もチームにフィットしてきました。

 

ランを止めるのはもはや当然として、いかにクイック・パスを止めるか。DLのプレッシャーだけでは届かないので、決め打ちのブリッツを入れる or マン・カバーでみっちり貼り付く、しかないですね。全部止めるのは不可能なので、短めのパスをある程度通されるのはやむを得ないとして、どこかのタイミングで絶対に止めるプレーコールを入れる必要があります。

  • FG圏外へ出すSブリッツ (読まれやすいので、パッケージを複雑にするか、3rdダウンより前やFG圏内に入る前などシチュエーションをずらすか、というのも必要)
  • レッドゾーンでのターンオーバー狙い (罠を張ってINTすることも重要)
  • FGは許しつつもTDは防ぐ (3メンラッシュからのカバレッジサックなど。アサイメントやコミュニケーションなどのメンタル・ミスに注意。QBに逃げられるのはもうやめて)

あとは、2TEをどうおさえるかに懸かってると思います。WRテイトのラン・アフター・キャッチ(RAC)を警戒し前回のようにCBイーライ・アップル(#25)&Sマーカス・ウィリアムズ(#43)がダブル・カバーするとなると、TEのカバーが回らなくなります。Sボン・ベル(#48)、CB P.J. ウィリアムズ(#26)は前回よく守りましたが、サイズのミスマッチがあるのは自明なので、そこを突くようなプレーコールを出されるとかなり不利です。LBアレックス・アンザローネ(#47)の身体能力と嗅覚に期待したいんですよね。

 

▮ スペシャルチーム

ワイルドカード・プレイオフ4試合ではスペシャルチームのミスやケガが散見されました。ゲームの行方を決めたものもあり、スペシャルチームの重要性が再認識されています。セインツのスペシャルチームは問題無いだろうと思いますが、決勝FGに運命を託す展開はドキドキですね。