少しすごしやすくなってきましたね。
今日は、家族で自転車で30分ほどの所にある小金井公園に行ってきたのですが、
大雨に降られてしまい、帰りはびっしょり。
ここまで頭からびっしょりというのは久しぶり。たまには気持ちいいかも。
■ パルコは子供?
さて、このタイトルは、先日日経新聞に連載されていた「ルポ迫真」、
パルコをめぐる動きを取材し、紹介されており、とても興味深く読みました。
その中で、元株主、森トラストの社長がパルコを一言で評すると、ということで言ったそう。
その言葉自体がどうこう言うつもりはないのですが、先週取り上げたシャープとはまた違った
企業をめぐる群像劇があるものですね。。。
しかし、こういうやり取りを見ていると、パルコ株を公開買い付けして予定通り取得した
J.フロント リテイリングは、大丈夫なのだろうか、と余計な心配をしてしまいました。
J.フロントに、パルコはよい相乗効果を生むのでしょうか。
日経新聞の記事は有料会員の方なら「パルコ争奪戦」で検索すれば見れると思います。
■ パルコの強気の源は?
パルコは、森ビルや日本政策投資銀行とはうまくいかないし、
イオンとも微妙な距離感を保ったまま。
確かに、都心、そして若者に強いイメージはあるが、
それにしても、何がソコまで強気にさせるのだろう。
規模で行けば、イオンには敵わないはずなのだけど。
■ パルコの財務指標
で、直近の有価証券報告書から、簡単に財務分析してみました。
あくまでも簡易にやってますので、正しいかどうかは責任もてませんが。
まず、やはり、利益率を見てみましょう。
総資本経常利益率
= 経常利益率/総資本
= 8,966/208,697
= 4.30%
例えば、TKC経営指標平成24年版で見ると、黒字企業平均値で4.0%ですので、
特段飛びぬけているわけではなさそうです。
今回は、「織物・衣服・身の回り品小売業」と比較しています。
総資本経常利益率は、経常利益率(質)と総資本回転率(量)に分解できますので、
そちらも見てみますと、
経常利益率 3.45% × 総資本回転率 1.24回
ですので、こちらも飛びぬけているわけでもない?
■ 在庫指標は秀逸!
在庫回転日数は、
(2,559 / 259,789 ) × 365 = 3.60日
TKC経営指標における、織物・衣服・身の回り品小売業の黒字企業平均
でみると、たな卸資産は59.3日。。。ずいぶん違うではないか!
そもそも、パルコはこの業種でいいのか分からないのですが、
少なくとも、この業種で比較すれば、はるかに在庫は効率的ですね。
それに、やはり都心部で、若者への訴求力が強いブランド力が
強気にさせるのでしょうか。
日経の記事にもありましたが、今後イオンがどう出るのか、
個人的にこれからどうなっていくのか、ちょっと楽しみです。
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行なっています。なかなか自社だけではうまく解決できないという経営者の方は
一度ご相談ください。
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依田(石井)公認会計士税理士事務所 /株式会社 フシ総合研究所
担当: IT経営支援室 古屋
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