ザ・クリスタルボール | 依田会計IT室長によるOBC奉行活用術

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エリヤフ・ゴールドラットの『ザ・クリスタルボール』を最近読みました。


エリヤフ・ゴールドラット氏は、いままでにも「ザ・ゴール」「ザ・ゴール2」「チェンジ・ザ・ルール」「クリティカルチェーン」などのベストセラーがありますので、読んだ事のある方も多いでしょう。特に、「ザ・ゴール」の中で紹介された生産管理手法、TOC(Theory of Constraints:制約の理論)は世界中で評価され、実際に活用されていると言われています。


今回の「ザ・クリスタルボール」では、100店舗を有する生活雑貨を扱うチェーンのある一つの店で、店舗の在庫を保管している倉庫で水道管が破裂し、在庫を置けなくなるというトラブルから始まります。


売上不振に悩むこの店長はいつも 在庫を抱えるリスク と 欠品により売上を逃すリスク のジレンマに悩んでいます。売上は増やしたいが、売れ残るリスクを抱えてまで在庫を増やすべきか、あるいは減らすべきか。。。

タイトルにもなっている<クリスタルボール>。客がいつ何をどのくらい買うかを教えてくれるボールがあったらどんなに助かるだろう、と紹介されます。


さて、トラブルによって在庫を置けなくなったこの店長は、しかたなく在庫を倉庫にかえします。しかし、そうこうしているうちに売上が増え、在庫回転率や投資収益率がチェーントップになる・・・。その事実から徐々に、今の店舗に何が問題で、どうすれば在庫を減らしながら、売上を増やす事ができるのかを理解していきます。


地域倉庫や他店の店長などに地域マネージャーなどを巻き込むうちに、その事実を論理的に分析し、説明する方法を考えたり、会社全体の仕組みに昇華したり、単なる一店にとどまらない改革へと進化していきます。


これがよくある解説書的なものではなく、フィクションとして書かれており、ストーリがあるため、とっても読みやすいし、はまるのです。単に読み物として読んでも十分面白いんですよ。


在庫を減らす事に抵抗を持つ方はとても多いと思います。どうしても、売上重視の傾向が強く、在庫を減らして欠品したら、売上機会を損なうと思いますもんね。



在庫減らすのを頑なに嫌がる担当者に読ませたら、面白いかもしれません。にひひ



しかし、これは小売業で、100店もあるチェーン店、地域ごとに倉庫がある、という業種・業態なら、そのまま使える部分が多いかもしれませんが、私が関与する、世の中の大部分の企業はもっと小さな小売・卸ですよね。小売はチェーン店で買うケースがどんどん増えていると思いますが、卸などはとくに小規模な会社もまだまだ多いと思います。


多くの示唆が含まれているとしても、卸に適用するにはそのままとはいかないでしょう。自分なりに、その援用ができないか、研究してみたいと思っています。


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