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秋晴れ

朝起きたときは重い雲に覆われていた空は、昼過ぎからまさに雲一つ無い秋晴れとなりました。
大陸からやってくる高気圧や低気圧が3~4日周期に日本を付近を通り、雨の日に大気中の空気が地面に落とされ、晴れの日の乾燥した空気がこのような澄んだ青空を見せてくれるそうです。

ほんの1週間前の運動会は熱中症の心配があるくらいの暑さだったのに、今日の朝は非常に寒くて、こたつが欲しい、ホットカーペットが欲しいと思うなんて。
服だって秋物なんて出してないよ。
ランニングに着ていく服もないよ。
サッカーの服で走るかな、なんて考えていたら。

携帯電話やカメラを持って走らないので写真が撮れないのですが、日光の山々を眺めながら、適度なスピードで走る秋晴れの松原公園は本当に気持ちよい!


運動録-20100925_garmin
今日は10kmペース走です。
一定のペースを保ったまま、10kmを走るだけなのですが、
この一定のペースというのが難しい。
実業団クラスのランナーだと1kmあたりの誤差が1秒無くて、また5秒上げるとか3秒下げるとかも
思いのままなんだそうです。そんなの変ですよね。
僕のような梅クラスランナーは1kmあたりの誤差が5秒前後で走ることはできるのですが、
5秒上げようとすると20秒も上がっちゃったり、まぁペース感覚がむちゃくちゃなんですね。

今日は1kmあたり4:45前後のペースで10km走りきりました。
このコースは1周約1.1kmの周回コースですが軽いアップダウンがあります。
公園奥の野球場側の駐車場が一番高度があって、すいごう橋に向かう路のあたりが一番低い、
すなわち同じ10km走るにも、上って-、下ってー、を繰り返せるので比較的楽なのです。

同じ10kmでも折り返しまでずーっと上って、帰りはずーっと下る、というコースだと行きと帰りのペースが
40秒も違うなんてのは普通です。心拍数的に運動強度は一緒なのですが。

来週からはこの距離を15kmまで伸ばす予定なのですが、こんなスピードでそんな走って大丈夫なんだろうか。


帰り道に時計を止めて家までジョグしていたら、N自動車の社長と、すぐ次には印刷業を営むO栗さんに会いました。
彼らは車の中からにっこりと片手を上げて挨拶してくれるのですが、
「すごいなぁ、まじめに走っていてカッコイイなぁ。尊敬しちゃうなぁ。俺が女だったら惚れてるな。ってか今でも惚れてるな。」
と思っているのか
「無駄に動くと腹も空くし二酸化炭素だって放出されるし、洗濯に使う水や靴を作る為に使う石油とか有限資源の事とか考えた事はないんかな。まぁそこまで思いを巡らす知恵がありそうな顔立ちじゃねーな。」
と思っているのか。
なんか後者っぽいな。

秋空がまぶしくて目が潤むのか、違う理由で目が潤むのか。
この素晴らしく高い空のもと、ゆっくりとクールダウンしながら考えましたとさ。

ミズノ Wave Aero 8 (ウェーブ・エアロ8)

シューズの軽量化。
いろんなスポーツで履かれるシューズの永遠のテーマなような気がします。

裸足で走っているような。
裸足でボールに触れているような。

フルマラソンでいうと、シューズが10グラム軽量であれば、
エネルギーの消費が250~270カロリー少なくなるという試算があります。

仮に上記のエネルギー消費を260カロリーとして計算すると、
僕の持っているシューズで一番重いものは片足328g、
一番軽いシューズは片足254g、その差74g。
計算上では1924カロリーもの差が生まれることになります。
んー、良くわかんないけどすごいんでしょうね。
すごいってな風に書いてあったから。

なら軽い方がいいじゃん、と誰もが考えつきそうなものですが、
やはり僕のような下々のクラスのランナーの足は脆弱で、
厚めのソールや不可思議なクッション性のある物体などに支えられて走らないと、
あっというまに故障してしまうというジレンマがあるわけです。

んで、レース用、スピードトレーニング用に購入したのがこれ。

運動録-waveaero8
ミズノ WaveAero 8

ミズノというメーカーは僕は非常に大好きで、
前に何かで読んだんですが、ミズノの社長が
「装飾とか派手さはいらないから、しっかり目的を果たせる軽くていい靴をつくれ」
というニュアンスのことを仰って、これを全社的なテーマとして掲げている、という話に感銘を受けた記憶があります。
だからといって間違いなく万人に、自分にぴったり合うシューズですなんてことはないでしょう。

しかしその意気やよし、というか、見て下さいよ上の写真。
日本の職人がまじめに作り上げましたという雰囲気がすごく出ていませんか?
シンプルな機能美というか、ナイキやアディダスには出せない雰囲気だと思います。
もちろんこれは好みの問題です。
こんな新聞紙みたいなシューズが俺の感性に合うか!という方も多いでしょう。

各社のサイトでは、シューズを選ぶ際にチャートで答えていけば目的に合致したシューズが選べる、
というものが作ってあります。

ナイキ  
ミズノ  
アディダス  
アシックス
いくつか見てみると、サイトによってはこんなことまで質問してくるのかと思うこともあれば、
たったこれだけで質問は終わりなの?ってページもあります。
だいたいにおいて、とてもクールなサイトではあるが目的の場所までたどり着かない、みつからない、
といったことも少なからずあります。

おそらく本番はこれを履いてスタートラインに立つことになると思っています。
ちょっと堅めのソール、軽量さと柔軟な屈曲性、そして無機質無骨な外観。
いーじゃないですか。


ちなみにせがれがサッカーシューズとトレシューを買うときに、メッシモデルがいいとか
クリスティアーノ・ロナウドモデルがいいとか言ってましたが、
うちは説得に説得を重ね、スパイクトレシュー両方ミズノと、ワンサイズ上のアシックスのスパイクを購入しました。

サッカー仲間の友達がそのシューズをみて、
「かっこいい! すげーいいな! 最近の子供はビニールみてーのでできた劣化モデルを
喜んで履いてるからやだよ」と言ってました。
むふふふふ、そーだろそーだろ。
よくわかってんな。

最近の子供はロナウドって言ったらクリスティアーノ・ロナウドのことを言うのですね。
ブラジルのロナウドのことは、中学生くらいの子供からしか知らないみたいです。
いや。ロナウドはロナウド。シザーーーース! ちゃーーーーーーん!!
クリスティアーノ・ロナウドはクリスティアーノ・ロナウドだろ。


LSD

本日はちょっと早起きをして、LSDをやってみました。

LSD(エルエスディー)はリゼルグ(リゼルギン)酸ジエチルアミド (lysergic acid diethylamide) のドイツ語「Lysergsäure Diäthylamid」の略称であり(開発時のリゼルグ酸誘導体の系列における25番目の物質であったことからLSD-25とも略される。また、アシッド、エル、ドッツ、パープルヘイズ、ブルーヘブンなど様々な俗称がある)、非常に強烈な作用を有する半合成の幻覚剤である。

引用:Wikipedia

はい、ベタですみませんが今日のお題はこのLSDとは無関係なLSDです。
違法薬物でもなければ自動車の部品でもありません。
Long - Slow - Distance.
長く、ゆっくり、距離を踏むということですね。

のろのろ走っていて速くなんのかい?
とは誰しもが思うことであります。実は僕もそう思っています。

LSDは、時間は2時間とか3時間とか。
スピードは、歩いているようなスピード。ここで「俺はもっと速く走れるからスピードあげちゃおう」と思うのはザ・シロート。
おしゃべりしながらでも行けるスピードで、これならいくらでも走れそうだというスピードで、本当にゆっくりゆっくり、しかし歩いてはいけないし止まってもいけません。

効果としては、まずはメンタリティとして、長い時間、飽きないでカラダを動かし続けることができるようになること。マラソンは長時間です。

さらには、軽い負荷を長時間かけ続けるということです。
これによって体の中で眠っている毛細血管を活性化して、血液の循環をよくし、
体脂肪を燃焼しやすくするなど、様々な効果が見込まれています。

負荷に体を慣れさせるというのは、
しじみを水からゆっくり茹でていくと、しじみは周りが熱くなっていることに気づかずに、
より濃い出汁をだす、みたいなものでしょうか。
いや、ちがうな。

何はともあれ、本日のLSDです。

運動録-LSD

LSDははたから見てあまり格好いいトレーニングではありません。
お散歩をされている老夫婦になかなか追いつけないし追い越せない。
女性のランナーにぶち抜かれる。
公園で遊んでいる子供にもじぃっと見られる。

背中にLSD中と書いてある、もしくは一般市民に浸透した見た目で「この人はわざとゆっくり走ってるんだ」と認識してもらえる、そんな便利なものは無いのだろうか。