あきこですドキドキ

以前

100年以上生きている人(百寿者)センテナリアン

関して書きましたが

百寿者には糖尿病と喫煙者が少ない

ということでした


糖尿も喫煙も体内活性際素(reactive oxygen species:ROS)


が増加して酸化・糖化を促進」して老化を加速させる


実は

糖尿病と不妊はとても深く関連しています




糖尿予防が

不妊治療といえそうなぐらいです


不妊症とは
妊娠を望む男女が避妊なしで、1年以上努力しても、妊娠しない状態のことをいう

排卵障害で多く見られる

多のう胞性卵巣症候群(PCOS)
卵巣内で卵の生育がうまく進まず、月経周期が長く続いたり、無月経になる

インスリン抵抗性が主に原因とされています

インスリン抵抗性とは

すい臓からでているホルモンの血糖を下げるインスリンが標的とする筋肉や脂肪に糖をうまくとりこめにくくなること

すこし細かくいうと

特に骨格筋や脂肪細胞の細胞膜にGLUT4(グルット:糖輸送担体)というたんぱく質が
ブドウ糖を取り込む

グルットが糖を取り込むドアでありそのドアを開けるのがインスリンの役目

インスリン抵抗性が亢進とはインスリンが出ててもなかなかドアが開けられなくなった状態


私たちの細胞はインスリンの制御で糖を取り込みミトコンドリアで
エネルギーを作って、生きて活動している

インスリン抵抗性があると
エネルギーが作れなくなり、うまく身体が動かなくなる

その細胞の属する臓器に症状がでてくる
肝、筋、脂肪組織なら糖尿病

血管なら高血圧

脳ならうつ、アルツハイマー

卵巣、精巣、子宮内膜なら不妊症


インスリン抵抗性はたとえ遺伝的不利な人でも

生活習慣を見直せば十分よくなると考えれています


(1)生活を楽しむこと

(2)毎日45分以上のウォーキング

(3)適正体重BMI19~23

(4)早寝早起き7~8時間睡眠

(5)バランスが取れた3食(糖液、加工品はなるべくさける)

(6)禁煙

(7)間食はしない(食事の間隔をあける)

(8)飲酒は3日以上あける

(9)間欠的ファスティングをする

軽度の不妊であれば改善している

糖化の終末糖化産物AGE((取りすぎた糖類とコラーゲンがくっつき分解できないもの)

の蓄積は受精率、胚発育率、妊娠率を著しく不良にしますダウン
ダウン

Advanced glycation end-products accumulation compromises embryonic development and achievement of pregnancy by assisted reproductive technology.


 不妊は生活習慣病の一種とも言われ始めています

不妊、肌の不調、老化は糖代謝異常と関係があります

二十歳過ぎたら、

自分の人生で妊娠する可能性がある人はすこし意識することが大事です