今回はテキスト編になります。

 

過去のコラムはこちら

 

 

 

 

 

 

今回も前回までに引き続き、社会人予備合格者及び社会人受験生仲間(短答合格者7名)に意見を貰っています。

 

テキスト編では本試験に持っていくテキストをテーマに順位付けしました。

 

1位 総まくり論証集(加藤ゼミナール)

2位 要点確認ノート(LEC 矢島スピードチェック講座)

3位 最重要項目チェックシート (LEC 田中クラス)

 

1位は加藤ゼミナールの総まくり論証集。この教材の良い点はクオリティの高さとレベルの高さです。元々は中上級者向け講座だったので、資格スクエアの予備試験合格者が持っている率が高かった(無料で受講出来たので)のですが、高野講師の入門講座と連動することにより、初学者段階から持つ事が可能となりました。

 

2位は矢島先生の直前講義で配られるテキストです。こちらもLECの予備試験合格者が所持している率が高い。(無料で受講出来るので)いつも意見をいただいている社会人予備試験合格者が最終的に使用していたテキストがこちらです。

 

3位は田中先生の入門講座か中上級者向けのポイントコア講義で配られるテキスト。ここ2~3年の評価はとても高くテキストがとても薄いです。

 

 

 

 

以下はランキング漏れしたテキストの紹介。

 

呉基礎本シリーズ

伊藤塾呉クラスのテキストで市販されています。呉クラスの使用テキストであり、講座を受けるとマーキングされた完全武装テキストが完成します。

読み物としての完成度はとても高く、持っている人が多いです。

ランキング漏れした理由は

①全科目揃っていない。

民訴、商法、行政法がありません。民訴は現在執筆中のようですが、いつでるか不明です。

2008年頃に呉クラス受講生だった弁護士の話によると、当時から憲法を執筆していたらしく、発売されたのが2018年です・・・

②総まくりに適さない。

民法だけで4分冊(親族相続なし)なので本試験会場で読むには適さず、呉クラス共通の悩みとして一元化教材に苦しみます。結局、趣旨規範ハンドブックや他のクラスで使用する論文ナビゲートテキストを購入するという受講生が多いです。

 

 

司法試験道場 王道基礎講座テキスト

BEXA吉野先生のテキストです。

レベル的には加藤ゼミナールの総まくり講座で使用するテキスト(現基礎応用完成テキスト)と同じレベルまで記述があり、図表等がある分加藤ゼミナールより読みやすいです。資格スクエア事件の時に受け皿になった講座です。

しかし、以下の欠点もあります。

①太いので試験場で読むにはあまり適さない。

加藤ゼミナールではテキスト内容を圧縮した総まくり論証集がありますが、こちらにはそういった教材はありません。

②法改正に対応していない。

致命的です。今年発売された講座でも会社法の令和元年改正や民法の物権法改正に対応していないと言われています。(しかもアナウンスされていない。)

③誤植が多い

これはマンパワー不足もあると思います。

 

4S基礎講座 条解テキスト

BEXA中村先生の講座で配られるテキスト。

逐条形式であり、要件効果の記述が明確であり、薄いです。

逐条形式なので、どちらかというと素読時に力を発揮するテキストです。

ただ、論点の網羅性は他の教材より低いです。

 

 

 

 

 

 

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