大学時代によく通った定食屋のメニュー表に「世界で二番目にうまい店」と書いてありました。
「おじさん、世界で一番は?」と尋ねると、「よく考えてごらん。みんな一番を持ってるでしょ。その人には絶対に勝てないんだよ。」と返ってきました。「・・・?」鈍かった私がその人のありがたさに思い当たったのは下宿に戻ったあとでした。
ではその人の料理はどうしておいしいのでしょう?私がその当時考えた理由は2つ(他にもあるかもしれませんが)。1つは、もちろん愛情がこもっているからですね。もう一つの理由は何でしょう?「Hunger is the best sauce. (空腹は最高のソースである)」ということわざもある通り、お腹が空いている時に食べる料理が最も美味しい料理です。お腹が空いているときは、2時間後に「舌平目のトリュフソース煮」や「ビーフストロガノフ」を出されるよりも、さっさと「残り物でチャチャチャと作る焼きそば」か「2分でできる目玉焼きご飯」が食べたいのです。世界一の料理の世界一たるゆえん所以は、「愛情」と、そして「スピード」です。
勉強でもそうです。
「週末に15ページやる」よりも「今すぐ3問解く」
の方が現実的かつ効果的です。「明後日、寿司を腹いっぱい食べるからそれまでご飯は食べないでおこう」と考えるよりも「毎日、普通のものを三食いただく」人の方が、健康的かつ効率的なのと同じことです。
「今すぐ。」「少しでいいから毎日。」これは、勉強の奥義です。勉強だけでなく、仕事でも、習い事でもそうかもしれません。毎日15分(年間およそ100時間)本気で音読(覚え読み)をしてみましょう。1年以内に英語は学年一位になれるでしょう。毎日3問ずつ(年間およそ1000問)数学の問題をものにしていきましょう。1年以内に数学(算数)は学年一位になれるでしょう。
これまでの人生をやり直すことはできませんが、見直すことなら誰にでもできます。少しずつの変化で、人生を大きく変えるチャンスがあなたの前に転がっています。
さあ、今日また未来が始まります。
「何をどうしたらよいのか。」
もしよければ、ぜひ近くの「くじら塾」講師に尋ねてみてください。(くじら)