皆さんこんにちは。
今までこのブログで韓国の本土地域ばかりを紹介して来ましたが、済州島には行かれたことはございますか。小生は数回行ったことがありますが、本土とは違います。青々とした海、島の中心部にそびえる山、土が少なくて岩だらけであるなど、南国情緒たっぷりです。
済州島もいろいろ見どころ満載なのですが、今回は済州島の始原を象徴するような史跡を紹介します。その名は三姓穴(삼성혈)。ご存じでしょうか。
三姓穴とは済州島の人たちの直接的な発祥地です。高乙那(고을나)、良乙那(양의나)、夫乙那(부을나)の三神がここから出現し、狩猟生活をしていました。すると五穀の種子と家畜を持って来た碧浪国の3人の姫を迎えたことから農耕がはじまり耽羅王国へ発展したと言います。
三姓穴の入口では済州島独特の石人トルハルバン(돌하루방)が我々を迎えてくれます。ゴツゴツした肌合いが独特ですね。
三神(高乙那、良乙那、夫乙那)伝説は話としては古くからあると思いますが、現代のように門や祭祀に関わる施設が整備され、本格的に神域にされたのは、朝鮮時代の中宗21年(1526)になってからのようです。