掌蹠膿疱症とは? | 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とか…

掌蹠膿疱症とは?

 掌蹠膿疱症はウミが溜まった膿疱と呼ばれる皮疹が手のひら(手掌)や足の裏(足蹠)に数多くみられる病気で、周期的に良くなったり、悪くなったりを繰り返します。

ときに、足と手のほかにスネや膝にも皮疹が出ることがあります。

皮疹は小さな水ぶくれ(水疱)が生じ、次第に膿疱に変化します。

その後、かさぶた(痂皮)となり、角層(皮膚の最表層にある薄い層)がはげ落ちます。

後にこれらの皮疹が混じった状態になります。

出始めに、よくかゆくなります。

また、鎖骨や胸の中央(胸鎖肋関節症)やその他の関節が痛くなることがあります。

足の皮疹は水虫によく似ていますので、診断をはっきりさせるために皮膚表面の角層を一部取り、顕微鏡で調べて、水虫を起こすカビ(白癬菌)がいるかどうか調べる必要があります。

その他、間違いやすい皮膚病としてかぶれ(接触皮膚炎)や乾癬などがあります。