あらすじ
嗅覚に不思議な能力を持つ少女ヴィッキー
彼女は、大好きな母ジョアンヌの香りを
こっそり瓶に詰めて、集めている ⬇
ある日、黒人である父・ジミーの妹で
謎めいた叔母、ジュリアが現れる
刑期を終えて、家に同居するという
越してきた叔母のポーチの小瓶の香りを嗅いだヴィッキーは、卒倒し過去にタイムリープするという能力を発現させる
過去に飛んだヴィッキー。透明なのか?
誰にも気づかれない。ジュリアだけは
ヴィッキーが視えているかの反応をする
タイムリープを繰り返すヴィッキーは
自分が生まれる前の母と叔母ジュリアが
女子体操のチームメイトとして出会い
禁じられた関係へ発展する場面を目撃する
しかしこの村は同性愛や人種への偏見が、根強く残る閉鎖的なコミュニティー
この関係は事件へと展開していく
考察
題名「ファイブ・デビルズ」
その意味がわからなかったのですが
場面写真にその答えがありました
「ファイブ・デビルズ」とは
フランスの山麓の小さな村の名前
過去の忌まわしい事件も
肌に火傷の跡のある同僚や、燃え盛る火のフライヤーから火災が想像できます
見どころは、主人公ヴィッキーが
香りを通して母親と叔母の記憶へ入り込める特殊能力を使うこと
嗅覚は大脳辺縁系とつながっているので、記憶と連動して過去の感情を呼び覚ましやすいし、それを主人公が大好きな母の過去へタイムリープするトリガーにしたのは面白くて
また、過去へ繰り返しタイムリープを続け
母と叔母ジュリアの秘密を覗く主人公
この覗き行為=タイムリープ 自体実は
忌まわしい事件の原因であったという皮肉
主人公ヴィッキーが過去に飛んだ事自体
過去の出来事に多大な影響を及ぼしていた
また母親と叔母の記憶へと入り込むだけでなく、物を持ち帰ったりしている不思議さ
この特殊能力、設定がよくわかりませんが
ジュリアとヴィッキーの家系の女性に受け継がれるようで、それを示すラスト
ホント謎でした、えっ正体は?