今泉力哉監督が、稲垣吾郎をあて書きした
オリジナル脚本の作品
あらすじ
フリーライターの市川茂巳(稲垣吾郎)の妻・紗衣(中村ゆり)は編集者で担当作家と浮気中
市川は妻の浮気に気づいていたが、そのことを言い出せないうえ、別の事に悩んでいた
そんなある日、文学賞の授賞式で高校生作家久保留亜(玉城ティナ)に出会った市川
受賞会見で、きちんと作品を読んで質問した茂巳に、久保は好感を持ち親しくなる
市川は、受賞作「ラ・フランス」の内容に惹かれ、その小説にモデルがいるのなら会わせてほしいと話す
物語の主題
妻の浮気にショックを受けないことに
ショックを受けて悩む主人公市川を
稲垣吾郎が演じています
演技か素か分からない程のはまり役
「奥さんの浮気にショックを受けない」
と友人夫妻に相談すると、友人の妻に
「今すぐ帰って下さい」と追い出され
若い男子には「サイコパス」「SF」と
言われたり確かに、喜怒哀楽が薄いけど
妻が、浮気中にとれたボタンを
夫(吾郎ちゃん)が⬇つけている所や
妻の母(松金よね子)の家に
ケーキを持って(吾郎ちゃん)が毎月訪れ
その時撮った写真をアルバムにして
義母にプレゼントしていたりとか
妻の浮気相手と喫茶店で話をする中で
市川のある行動が、妻を愛している事を
市川に気付かせる展開を含めても
寡黙な男性特有のおだやかで、包み込む程大きな愛があるんよなと思いました
一つ気になったのは、話をふられた
市川(稲垣吾郎さん)が「えっ?」
って聞き返すところが、何回もあります
普段もそうなんですかね
久保さん(玉城ティナ)が市川(吾郎ちゃん)を
呼び出して「ふられた~」って
感情がたかぶって泣いてる姿に
「いいなぁ悲しめて」って
市川が心で呟く台詞がありました
感情的な人のマイナス感情を
うらやましく思う人がいる!
凄い、無い物ねだりだと驚きました
創作をする、作家の話なので
会話も小説も哲学的で文学的です
もう一度聞きたい会話です
後半ずっと笑ってましたが
会話がずーっと続く作品です
万人受けするのかな
感情は乏しくないけど
主人公が人に抱く感覚、わかります
妻を想う、この感じもわかります
これは駄目なのか?と悩んでいましたが
夫婦は、これ位が良いのではと思います
どうですかね?でも人それぞれですよね
今回全く書いてない久保さん(玉城ティナ)
も、他も素敵でしたが、長くなったので
また書こうと思います