映画「文豪ストレイドッグス BEAST」原作がアニメ・舞台・映画に!If世界の話 | 私の5 室は映画館・映画レビュー

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1/7金 公開作品

1/14金 昼間鑑賞

客層 若い女性、20代が大半


 

どんな内容?

 

有名な小説家、童話作家、詩人、歌人などの文豪が(架空の)現代にいたら?の物語


今回は中島敦(右)と芥川龍之介(左)

もし2人の所属組織が逆なら?のifストーリーを描いた作品

 

ターゲット層


・原作アニメ等を知っている方

・近現代の文学作品の知識がある方


 背景とあらすじの復習が必要な作品

原作の話と登場人物を、アニメで確認したり、検索してからの鑑賞がオススメ

アニメ版


脚本 原作コミックや小説を手がける

  朝霧カフカ

 

「戦隊」「ライダー」「ウルトラマン」

など、VFX、CG特撮の坂本浩一が監督

 

キャスト

 

芥川役  橋本祥平

敦役   鳥越裕貴

キャストは舞台版の俳優陣が集結 ⬇

こちら舞台版

 

劇場版

 

本格アクションと最新VFXで

“異能”バトルを全身全霊で表現!



公式よりあらすじ

 

 

異能者ひしめく混沌都市ヨコハマ

貧民街で生きる、孤児芥川龍之介

ならず者達の襲撃で仲間の命を奪われる

 

左 実の妹・銀

右 兄 芥川龍之介 


そこへあらわれた黒衣の男(太宰治)


復讐へと駆り立てられる芥川を嘲り、実の妹・銀を連れ去り「やはり部下には、もう一人の彼を選ぼう」という言葉を残す

 

「心なき狗」と呼ばれた少年が、瞳に〝憎悪〟を宿したこの日運命が動き出す 

 

4年後川岸で餓死寸前の所を

「武装探偵社」の織田作之助に拾われる 



 平和を維持する「武装探偵社」


織田作之助(上左)谷崎潤一郎(上右)

国木田独保(下左)宮沢賢治(下右)


谷崎ナオミ(上左)江戸川乱歩(上右)

与謝野晶子(下左)田山花袋(下右)



ある雨の日、カウンターで偶然に肩を
並べた少年は武装探偵社への遣いだと話す
 

 

彼は組織に敵対する者を打ち倒す

「ポートマフィアの白い死神」の中島敦だった

 

 

敦は、地獄から救い出してくれた首領を信奉し、命じられるがままに動くことを誓っていた、そうと知らず、芥川が受け取った封筒の中に入っていたのは銀の写真だった

行方を探し続けた銀の写真

 

「ついに来た……第四段階」

すべては、闇に染まる黒衣を纏うポートマフィアの首領・太宰治の企てる計画の中にあった

 

国家に匹敵する武力を持つに至った組織の長が、真に求めるものとは? 少年たちの邂逅の先に何が待つのか


続きは劇場でお楽しみ下さい


 面白い所


異能力の名前は「人間失格」「羅生門」「細雪」等、文豪達が実際に残した作品にちなんだものが当てられています

「羅生門」はバリエーションがあり

「山月記」の虎は見応えがあります



感想


登場人物が文豪と同名なので、国語が好きだった方はとても楽しいと思います

中島敦の「山月記」の感想を書いて冊子に掲載された事思い出しましたが、尊大な自尊心

(⬆こういうのを言います)は、他人を嫌な気持ちにさせ、自己を滅ぼします



映画鑑賞の理由には、私は作品を通して人間の心の動きを知り、多様性を知り、人間の本質を知りたいという動機があって映画を観ています


この作品は、原作の世界観を体現する俳優陣の強いプロ意識を感じました

ビジュアルがかなり造り込まれている

キザな台詞やシーンを臆面なく演じる

歌舞伎風メイクで目を見開き、キャラクターイメージを演じきる!脱帽です


面ライダーや戦隊モノを観ている印象がずっとありましたが、監督が特撮の方だった事を知り納得です


これから、漫画やアニメ、舞台につなげていきたいのがみえる終わり方でした


入場者特典


2週目の入プレ、

60ページ以上の本格的な小説です