ノルマンディー上陸 英国空挺部隊・敵中突破
~1944年6月、連合軍によるノルマンディー上陸作戦当日。上陸への先陣を切ったイギリス軍空挺部隊はドイツ軍の猛攻撃によってほぼ全滅する。ただ一人の生存者であるジョニーは、敵地に取り残されてしまう。その後、自軍からはぐれた4人のイギリス兵とアメリカ兵と合流する。~

この映画はノルマンディー上陸作戦のイギリス軍兵士にフォーカスした作品で様々な戦闘シーンがあり、フランスレジスタンス「マキ」との共同作戦もある珍しい作品だ!
 
 
と、いい様に書くならこうだろう。はっきり言って非常にもったいない戦争映画でまさに「B級映画」と呼ぶのにふさわしい。
余り一般的な戦争映画では出てこない戦闘シーンなどもあり悪くはならないはずなのだが、とてもやすっぽいCG、王道すぎるほど弱いドイツ軍、ノルマンディーなんて言われなければわからない、急に出てくる同性愛。
 
極めつけは「この作品は史実を基にしています。」… え!?!? マジ!?!?!?と見終わってスタッフロールの最中に声をあげてしまったくらいだった。こんな戦略があってたまるか、というか見張りは!?と驚きの連発だ。
 
あとこの作品には軍事衣装アドバイザーがいるらしいのだけれども、素人の自分でさえわかってしまうほど現実の衣装、主役の格好すら説明と違うのだ。 武器も空挺じゃないよね、一般兵だよね? いや、確かに様々なドイツ迷彩などが出てくるので楽しいのだけれども。 それなら「ヒトラーの忘れ物」の最初のシーンを見るほうがワクワクした。
マキに関しても酷い。 確かに女性レジスタンスが多いのはフランスの象徴でもあったがここでは関係ないでしょという役回り。 まあ史実なんでしょ...
このレジスタンスならCODww2のほうがまだ良かったかな。
 
ただ最初に出てくるドイツ兵との会話のシーンは良かった。戦争末期の敵同士だが家に帰りたい気持ちは同じ…
まあその小さな友情もドイツ兵がその後合流する兵士に撃たれて無に帰すのだが。 ここだけなら史実通りといわれても納得する。
 
アマゾンプライムに入られているなら観てもいいだろう。そんな作品だった。