■現在世界で起こっている3つのタイプの戦争

1997年4月28日にジョージア大学で開催された対テロリズム対策会議において、米国国防総省長官ウィリアム・コーエンは、「幽霊(Ghosting, 背乗り)スパイ」や「ウソの脅威による恐怖」について、米国作家であり未来学者であるアルビン・トフラーウイルス兵器生物兵器)に言及しながら、環境型テロリズム(eco-type of terrorism)や、電磁波によって意図的に惹き起こされる地震や火山活動などの自然災害、すなわち気象兵器について言及している。

 

 

■ウイルス兵器

コーエン長官は当時「特定の人種や民族を抹殺するため、一部の科学者が人種に特異的に作用する病原体を生み出そうとしている」とも述べている。

 

 

 

■気象兵器

近年、日米に主に超高層大気圏を監視対象とする「宇宙軍」が創設されていますね。

 

超高層大気

地球の大気圏を温度分布,力学的状態,組成分布などの高度変化にしたがって分類した場合の高度約80〜1000km程度の領域のことを超高層大気と呼ぶ。

 

高度50〜90km付近の気温が最小になる高さまでの領域を中間圏,90km以高で大気温度が上昇し高度600kmで温度が高さに対して一定となるところまでの領域を熱圏とよぶ。

 

さらに上層は密度が希薄になるため重力の作用が大気圧力の作用を上回るため,この領域を外気圏と呼ぶ。さらに電離気体が主な成分となる電離圏磁気圏と続く。

引用元:

 

謎の米軍施設『HAARP』、公文書が認めるその能力は | WIRED.jp

 

 

以下は、表の情報で場所や規模が確認されている、米ロ日のHAARPについてwikiやその他の検索でわかっていることを貼ってみます。

アラスカ州にある米国のHAARP

HAARPとは高周波活性オーロラ調査プログラム (英: High Frequency Active Auroral Research Program、略称:HAARP、ハープ)のことで、米国で行われている高層大気と太陽地球系物理学、電波科学に関する共同研究プロジェクトの名称。

概要
米空軍、米海軍、国防高等研究計画局 (DARPA)、アラスカ大学などの共同研究であり、その目的は地球の電離層と地球近傍の宇宙環境で発生する自然現象を探求し理解すること、とある。

 

「電離層ヒーター」ともいわれている送信施設は、アラスカ州・ランゲル・セントイライアス国立公園の西にあるOTHレーダーの跡地に建設され、1980年代の終わりから建設が始まり、2005年の終わり頃に完成。HAARP研究施設の建設には、2億9000万ドルもの投資が成された。

プロジェクトにはアラスカ大学、スタンフォード大学、ペンシルベニア州立大学 (ARL)、ボストン大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) など14以上の米国内の大学が関わり、日本の東京大学も誘導磁力計 (induction magnetometer) を提供。
 

2014年5月、アメリカ空軍は老朽化したアラスカのHAARP研究施設を閉鎖(廃止)すると発表し、その後は民間施設となった、とある。

 

 

議論
欧州議会の外務委員会は高周波が環境に与える影響を懸念し、議論のために1998年に北大西洋条約機構 (NATO) 関係者を招いたものの、NATOはこの件に関して議論できるポリシーを持たないとして拒否。

 

また無線通信の撹乱を目的とした軍事研究であるとの批判もある。

 

一方、HAARPによれば、このプロジェクトは、すべての活動が記録され、一般に公開されており、外国人科学者であってもセキュリティクリアランスなしに、日常的に施設での活動を許可されており、また、HAARPを用いて得られた科学的な結果は、日常的にGeophysical Research Letters、Journal of Geophysical Researchなどの主要な学術研究誌に発表されていると反論。

 

HAARPプロジェクトに国防総省が参加している目的は、電離層を通過する膨大な数の無線通信、観測システムや、地下の物体を探知したり、地下または海中の大深度における通信に応用しうる技術革新にあり、将来の国防総省のシステムの開発における問題を解決し、商用の通信システムの利用効率を高めることができると説明している。

2015年アラスカ大学が施設を受け継ぎ、民間の研究機関として活動が続けられている、とある。

引用元:

 

https://www.researchgate.net/figure/The-High-Frequency-Transmitter-and-Antenna-Array-in-HAARP-Gakona-AK_fig4_241063421

 

参考:

 

 

 

■ロシアのsuraの多機能無線複合体としてのHAARP

 

中国の科学者は、2018年に、ロシアと中国が科学研究のために地球の大気をイオン化するプロジェクトに共同で取り組んでいると報告。

 

両国はすでに、高度500キロメートルでエアシェルの上部を加熱する実験を行っているのだそうだ。

 

サウス チャイナ モーニング ポストは、このプロジェクトは軍事用途にも利用できる可能性があると報告している。

 

実験は、高密度の自由電子を持つシェルである電離層を研究するために設計されたSura多機能無線複合体を使用して実行されてきた。

 

ニジニ ノヴゴロドから 150 キロ離れたヴァシルスルスク市の近くにあり、2018年6月7日、ロシアのヨーロッパ地域の大気に電磁妨害が発生し、12万6000平方キロメートルの範囲が影響を受けた。

 

この地域には、周囲の地域よりも 10 倍多くの負に帯電した粒子があった。2018年6月12日、科学者たちは電離ガスの温度を摂氏 100 度以上上昇させることに成功したと発表。

 

電離層の擾乱は、大気中の電磁場と波を監視するように設計された研究衛星 Zhangheng-1 によって記録された。

 

中国の科学者によると、電波放射の弱いビームでさえ、電離層に顕著な妨害を引き起こす可能性があるという。同様の現象が地震の前に観察できるため、Zhangheng-1 は自然災害の予測に適している。

 

科学者たちは、実験の結果が軍事目的で使用される可能性については認識していないと述べたが、この出版物は、電離層の摂動が潜在的な敵の衛星通信を混乱させる可能性があると書いている。

 

現在、中国はロシアのスラとアメリカのHAARPの類似物を建造しており、南シナ海の大気をイオン化することが可能らしい。

引用元:

 

 

■日本の京大にあるMUレーダーとしてのHAARP

 

日本では京都大学生存圏研究所(注)が、1984年に「信楽MU観測所」(所在地:滋賀県甲賀市信楽町神山)をつくり、中層大気と超高層大気に関する研究を開始しています。

 

 

 

1984年に完成した京都大学生存圏研究所の「信楽MU観測所」(所在地:滋賀県甲賀市信楽町神山)。

 

中層大気と超高層大気の観測のため、ここに設置された「MUレーダー」は、アンテナ素子ごとに取り付けた46.5MHzの小型半導体送受信機(合計475個)を個別に制御しながら、1秒間に2500回という高速でビーム方向を変えながら電波を発射することが可能。

 

また、25個のサブアレイアンテナに分割して使用することもできる。

 

MUレーダーは、中層大気(Middle Atmopshere)と超高層大気(Upper Atmosphere)を 観測するために作られた大型大気観測用大気レーダーで、さらには、下層大気(Lower Atmosphere) も観測することが可能。 

 

MUレーダーはアジア域最大の大気観測用大型レーダーであり、高度2kmの 対流圏から、 高度500kmの超高層大気(熱圏・電離圏)にいたる大気の運動や循環を観測することができる。

 

 1984年の完成以来、超高層物理学、気象学・天文学・電気・電子工学、宇宙物理学、など 広範な分野にわたる多くの成果を上げてきた。


MUレーダーの最大の特徴は、アンテナ素子毎に取り付けた小型半導体送受信機(合計475個)を個別に制御することにより、 1秒間に2500回という高速でレーダービーム方向を変えることが可能な点で、 また、25個のサブアレイアンテナに分割して使用することもできる。


こうした柔軟なシステム設計のため、今も世界で最も多機能な大型大気レーダーとして活躍を続けている。

引用元:

 

 

(注)京都大学生存圏研究所:

京都大学の附置研究所で、人類社会の持続と地球環境の保全の両立を目指した「生存圏科学」の拠点形成のための研究所である。2004年に木質科学研究所と宙空電波科学研究センターを統合し発足。共同利用・共同研究拠点に指定されている。

 

 

 

これとは別に、日本には三沢にある米軍基地内にもHAARPがあるとされています。真偽不明なのですが。

米軍三沢基地で司令官の交代式|NHK 青森県のニュース

 

これは日本にとってむしろ脅威ですね。原発を止めているのはハッキングされて攻撃されないためでしょうし。

 

 

以上は調べたついでに記事投稿したので、ご参考まで。