世界全体では武漢株の2倍といわれる感染率の高いデルタ株が拡がったため、感染者は一定数で増えているものの、死者数は一定の割合で推移しており、急増してはいません。
感染率が高いウイルスは致死率は低いという傾向があり、武漢株よりもデルタ株の方が明らかに致死率は下がっているようです。
世界全体: ワクチン2回接種率16%、1回30%
一方で、ワクチン2回接種率が高い国ほど、コロナ死者数が増加に転じています、
mRNAワクチンといわれるファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、J&Jワクチンを使用している国で比較してみました。
■死者数が増加に転じている国
イスラエル、スペイン、ポルトガル、英国、オランダ
イスラエル ワクチン2回接種率63%、1回67%
スペイン ワクチン2回接種率62%、1回72%
英国 ワクチン2回接種率62%、1回72%
ポルトガル ワクチン2回接種率59%、1回70%
オランダ ワクチン2回接種率56%、1回70%
■どちらともいえない国 米国
(人口規模という母集団が大きく、州によって様々に事情が異なるため?)
米国 ワクチン2回接種率50%、1回59%
■死者数が増加に転じていない国
イタリア、フランス、スウェーデン、スイス、ドイツ、日本、台湾
イタリア ワクチン2回接種率56%、1回66%
ドイツ ワクチン2回接種率55%、1回62%
フランス ワクチン2回接種率52%、1回69%
スイス ワクチン2回接種率49%、1回55%
スウェーデン ワクチン2回接種率45%、1回65%
ノルウェー
ワクチン2回接種率37%、1回69%
日本 ワクチン2回接種率36%、1回48%
台湾 ワクチン2回接種率2.4%、1回37.2%
■去年の武漢株のときの(ワクチン未接での)感染者の重症者割合は全体で1.3%、死亡率は4.4%とあります。
2020年の7月15日時点のCOVOD-19年齢階級別陽性者数、死亡者数のグラフと、重症化割合、死亡率の表(武漢株での)
国内の感染重症者割合は、50代は1.9%、40代は0.8%、30代は0.2%、20代以下は0%で、60代が8.0%、70代が6.4%、80代以上は2.4%
死亡率は20代以下は0に近く、30代で0.1%、40代で0.4%、50代で1.0%、60代で4.7%、70代から死亡率が上がり14.2%、80代以上では28.3%という数字だったようです。
2021年8月4日現在(東京都中野区のデーター)
現在の感染者(PCR陽性者)は20代が突出して多いことがわかります。
デルタ株は武漢株よりも感染率は高いものの、致死率は下がっており、8月12日の全国のコロナ死亡者の数は9人でした。因みに日本の人口の半分の英国では108人。
それでも、副反応は接種後死者の多い実験的ワクチンを国民に相変わらず勧奨する日本政府って何なんでしょうか。
引用元:
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000649533.pdf
阪大微研グループが新型コロナの重症感染者にADE抗体を発見しています。つまり当初言われていた通り、COVID-19にはADEが起こっているわけです。
ADEの問題はワクチン開発において主要な問題となる現象のようですが、実は今回のSARS-CoV-2ウイルスにおいても発生しているということになります。
ワクチン接種によって中和抗体だけでなくADE抗体が出来てしまった場合、むしろサイトカインストームなどの感染増強で重症化するリスクがあるそうです。
イスラエルなど、ワクチン接種率の高い国で死者が増えているのは、ブレイクスルー感染がおこったときADEが起きている可能性もあるのではないでしょうか。
因みに、8月12日のイスラエルの死者数は16人、日本は9人です。イスラエルの人口は934万人、日本の人口1億2557万人ですから、同じ人口当たりにすると24倍の死者が出ていることになるのです。
2回のワクチン接種率の高い国で、むしろ死者数が増加傾向に転じている(重症化率が高い)のは当初からいわれていたように、COVID-19でも見つかっているADE抗体と無関係ではなさそうに思います。
感染者の致死率は50代以下では1%以下です。
絨毯爆撃のように国民にワクチン接種していけば、むしろワクチン接種者の中にADE抗体保有者が増えることにもなるはずで、英国やイスラエルのようになってしまいかねません。