平成21年式アウディTT、走行距離約110,000km。
DSGオイル交換の依頼をいただきました。
最初の問い合わせはATフルードをトルコン太郎で、との事でしたが
搭載されているミッションはATでは無くDSGで、構造上トルコン太郎との接続は出来ません。
ミッションの違いや、DSGオイルなどの説明をさせていただいた上での依頼です。
まずはフィルターを交換します、同様のDSG搭載車はフィルターケースがバッテリーの下にあり
脱着がしづらいものがありますが、こちらの車両はバッテリーが後方の為、とても作業性が良いです。
ちなみに、バッテリーで隠れたフィルタケースを外すため、このようなSSTもあります。
整備要領書、7回転後に10秒待ち。フィルタケース内のオイルを戻すための処置です。
真っ黒なフィルターが出てきました。
ハウジング内に残っているオイルも清掃します。
フィルター新旧比較。
フィルタケースは20Nmでの締付。
ドレンプラグを外します。
オーバーフローチューブを外します。
5Lくらい抜けるはずですが、4L弱しか抜けませんでしたので、不足していたと思います。
オーバーフローチューブを入れます、締付は5Nmです。
締付トルクを誤ると正確に油面調整が出来ません。
専用アタッチメントを取り付けて、オイル(モチュールDCTF)を注入します。
注入後、エンジンをかけて油温上昇を待ちます。
指定油温でオーバーフローさせて、45Nmで締付。
キャリブレーション。相変わらず日本語が少し変な診断機。
抜いたオイルと新油の比較、真っ黒です。
ありがとうございました。