あるところに海に住む人魚姫は
美しい人間の王子に
恋をしてしまう。
海に放り出された、王子を浜辺へ助けましたが、
人間の女性が
王子に気が付き連れて行ってしまった。
人魚姫は、魔女に、声と引き換えに
人間の足に変える飲み薬を貰う。
その時に
「王子に愛を貰うことが出来なければ、
姫は海の泡となって消えてしまう。」と
警告を受ける。
更に人間の足だと歩く度に
ナイフで抉られるような痛みを
感じるとも言われましたが…
薬をのんた。
人間の姿で倒れている人魚姫を
見つけた王子が声をかけるが、
人魚姫は声が出ない…。
その後、王子と一緒に宮殿で
暮らせるようになった人魚姫であったが、
声を失った人魚姫は
王子を救った出来事を話せず、
王子は人魚姫が命の恩人だと気づかない。
王子がいいました、
どうしても、結婚しなければならないとしたら
あの日の彼女に瓜二つの
✨『お前と結婚するよ。』✨
と
人魚姫に告げた。
隣国の姫君との縁談が持ち上がるが、
その姫君こそ
王子が想い続けていたあの日の彼女でした。
悲嘆に暮れる人魚姫の前に
姉が現れ、
魔女に貰った短剣を差し出し、
王子の流した返り血を浴びることで
人魚の姿に戻れるという
魔女の伝言を伝える。
眠っている王子に短剣を構えるが、
隣で眠る姫君の名前を呟く王子の寝言を聞く。
手を震わせた後
ナイフを遠くの波間へ投げ捨てると、
海はみるみる真っ赤に染まった。
人魚姫は愛する王子を殺すことと
彼の幸福を壊すことができずに死を選び、
海に身を投げ、
王子の愛を得られずに
泡になってしまう。
彼女は消えてしまったわけではなく
風の精(空気の精霊)に生まれ変わり、
泡の中から
どんどん空に浮かび上がっていった。


