11月12日(金)

 

この日は雨の予報でしたが、晴れ間が見えたので相楽園そうらくえんへ。

 

 

神戸菊花展を見ました。

 

 

会期は10月20日(水)~11月23日(火)まで。すみません。いつもレポートがギリギリです。

 

 

花をアップで撮ってみました。

 

 

虫をよけながらの撮影。ハチには要注意です。

 

 

これは兵庫県の花、ノジギク。

 

 

そして入口付近の見どころは、葛飾北斎(1760-1849)が愛したという巴錦ともえにしき

 

 

北斎筆と言われている「菊図」にも登場することから、200年以上の寿命を保っていると推定されています。

 

 

現在栽培されている鑑賞菊のほとんどが10年以内にカタログから消えていく中、200年は特異です。

 

 

そして、樹齢約300年を誇る相楽園の蘇鉄そてつ。明治40年(1907)に鹿児島県から移植されたとか。

 

 

南国の雰囲気が漂う蘇鉄園。

 

 

扇を形取った菊花の展示がありました。

 

 

写真では分かりづらいのですが、足を進めるにつれ、扇がだんだん大きくなっていきます。

 

 

外は暖かく、汗ばむ陽気でした。

 

 

私が相楽園の菊花展を見たのは今回が初めてですが、今年で70回目になるそう。

 

 

「祝70回」の花をアップで撮ってみました。

 

祝・・・こんなに色が薄かったかな?

 

 

70・・・白い花びらにレモン色の花粉。お洒落な花です。

 

 

回・・・70と同じ品種で色違い。

 

 

坂道を行ったり来たりで、上りきるのに30分かかりました。

 

 

坂を上りきった所にある大燈籠(6角型雪見燈籠)は、香川産の庵治石で造られており、笠の広さは10平方m、質量11トンもある巨大なもの。

 

 

楠の大木は、織田信長に叛旗を翻して滅ぼされた荒木村重が、永禄10年(1567)に信長の命で花隈城を築いた際、鬼門除けとして手植えしたものと伝えられています。

 

 

幹周4.6m、樹高27m、推定樹齢500年。現在は「市民の木」に選ばれており、相楽園の中心的な役割をしています。

 

 

後ろを振り返ると、(一財)神戸市造園協力会の作庭がありました。

 

 

ちゃんとフォトスポットもあります。

 

 

奥にある旧小寺家厩舎きゅうしゃは、相楽園の所有者であった元神戸市長の小寺謙吉氏が、明治43年(1910)頃、厩舎として建てたもの。

 

 

旧ハッサム住宅は、インド系イギリス人貿易商、J.K.ハッサム氏が明治35年(1902)頃、自邸として建てたもの。もともと北野町にあったらしく、昭和38年(1963)、この地に移築されたそう。

 

 

この煙突は、平成7年(1995)の阪神淡路大震災で、2階の床を突き抜け、1階に落下したとか。

 

 

今回相楽園滞在は2時間程度にしたかったので、旧ハッサム邸には入らず、菊花鑑賞に専念しました。

 

 

つづく