同志社大学周辺 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 去年の今頃のことですが。仙洞御所の一般公開に参加しました。今は宮内庁のホームページから申込できるので、気軽に参加できますね。予定の時間より早く着いたので、京都御所周辺を歩きました。

 

 1932(昭和7)年に建てられた、当時の大丸社長、下村正太郎の住宅、大丸ヴィラ。

 

 同志社大学今出川キャンパスは、幕末の動乱期、薩摩藩の邸宅だったそうです。敷地は今出川キャンパスの約3分の2の広さで、京都御所と並ぶ大邸宅でした。しかし明治になり、京都府によって接収されます。

 

 1876(明治9)年、新島襄は旧薩摩藩邸跡を買い取り、京都寺町あった同志社英学校を移転しました。同志社大学になったのは、1920(大正9)年。関西で初めて大学令に基づき、大学に昇格したそうです。

 

 新島襄(1843-1892)は、1864(元治元年)米国に渡り、キリスト教に入信して神学を学びました。1875(明治8)年、アメリカン・ボード(米国にある、カルバン主義プロテスタント会衆派の海外伝道団体)の力添えにより、同志社英学校を設立しました。

 

 同志社大学の近くに、新島旧邸があります。設計は新島自身が行い、1878(明治11)年に建てられました。