神戸市営地下鉄山手線の終点、西神中央駅で下車しました。神戸市西区の中心地で、周辺は住宅街です。
駅から5分ほど歩き、西神中央公園に着きました。この公園、見どころがたくさんあります。
銅鐸は、今から約2300年~1800年前の弥生時代に、米の収穫を祝う「まつり」で用いられた青銅の鐘です。灘区桜ヶ丘から14個の銅鐸と7個の銅戈(どうか)が発見され、国宝に指定されました。
埴輪は東灘区の住吉東古墳から出土した物で、今から1700年~1300年前の古墳時代に作られた物です。このように書くと原物のように思われますが、この公園にある展示物は全てレプリカです。
地方を治めていた有力者が亡くなると、古墳という大きな墓の葬られるようになり、古墳の周りに埴輪を飾りました。これは西区伊川谷町の瓢塚(ひさごつか)古墳から出土した朝顔埴輪です。
朝鮮半島から乗馬の風習が伝わったのもこの時代です。馬に乗るのは有力者に限られていました。
有力者の家
壺を捧げて持つ巫女
移築した西区高塚山1号墳の横穴式石室
東灘区岡本で梅林公園拡張工事に伴う調査によって見つかった石棺(せっかん)。幼い子供の死体を納めたような大きさで、7世紀の物と推測されています。個人住宅の手水鉢として使われていたそうです。石棺だと知った時、持ち主は驚いたことでしょう。
埋蔵文化財センターに入りました。