兵庫県公館(県政資料室部門) | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 2階は県政資料室部門で、こちらは平日も開放しています。

 

 兵庫県の誕生から現在までのあゆみを辿る部屋。伊藤博文を始めとする歴代の兵庫県知事の顔写真や年表、公文書を見ました。

 

 兵庫県は5つの国から成り立っています。阪神間や神戸市の主要部が摂津、篠山などが含まれる丹波、子午線のまち明石市や姫路城を中心とする播磨、牛や鉱山で有名な但馬、橋で本土とつながった淡路。それぞれの国の特徴を知りました。

 

 以下、国指定伝統工芸品6品目を挙げました。他兵庫県指定伝統工芸品もあるそうです。

 

丹波_立杭焼     但馬_出石焼
   
但馬_豊岡杞柳細工     播州_毛鉤
   
播州_そろばん     播州_三木打刃物
   

 

 兵庫県で国体が開催されたのは、1949年の第1回大会と1956年の第11回大会。2006年の第61回大会の3回です。第3回のじぎく兵庫国体では、大会マスコットとして「はばたん」が活躍しました。

 

 兵庫県出身の有名人は、太平洋を横断した堀江謙一、宇宙飛行士の野口聡一、冒険家の植村直己、化学者の野依良治、文学者の柳田國男、画家の小磯良平、落語家の桂米朝などが挙げられます。

 

 この部屋では、阪神・淡路大震災の惨状を知り、復興のあゆみを辿り、南海トラフ地震に備えた防災を考えました。南海トラフは2020年までに起きるという説もありますが、こればかりは分かりません。

 

 神戸港は外国人受入の窓口になったため、技術だけでなく、あらゆる文化も入ってきました。レガッタ・アスレチック、登山、野球、ゴルフ、ボクシング、映画、水族館、体育館、宝塚歌劇、ジャズなど神戸を通じて全国に広まった娯楽がたくさん結構あります。

 

 海外の賓客が兵庫県知事に贈った品々を展示した部屋。品物はそれぞれの国の特徴が出ていて、文化的価値ありです。

 

 以上、兵庫県をさまざまな視点から見た資料館でした。