吉田神社 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 竹中稲荷社を出て再び吉田緑地を歩きました。人の流れが無いとどこに辿り着くか分からない道でした。

 

 緑地内は吉田神社の摂社や末社が多数あります。斎場所大元宮(さいじょうしょだいげんぐう)も吉田神社の末社です。

 

 斎場所大元宮は、天神地祇(あまつかみくにつかさ)八百万神(やおよろづのかみ)を祀っています。いつもはここで引き返すのですが、前の人に倣って隙間から中を撮りました。

 

 中には本殿がありました。1601年の建築です。神職の卜部(吉田)家邸内にあったものを、1484年に吉田神道を創設した吉田兼倶(かねとも)が移建したものです。

 

斎場所大元宮を出て、石段を下りました。吉田神社の本殿に向かって。

 

 吉田神社は、859年に藤原山蔭卿が吉田山を勧請し、平安京の鎮守神として創建したのが始まりです。室町時代には、吉田兼倶が吉田神道を唱え権威を高めました。

 第一殿の建御賀豆知命(たけみかづちのみこと)と、第二殿の伊波比主命(いはいぬしのみこと)はどちらも厄除け・開運の神。第三殿の天之子八根命(あめのこやねのみこと)は学問の神、第四殿の比売神(ひめがみ)は良縁や夫婦和合の神です。

 

吉田神社を出ました。次に続きます。