ジェームス山は、昭和恐慌後に神戸で急増した外国人のために、ジェームス氏が開発した外国人専用の住宅街です。異人館で知られる北野は、その頃には既に建て混んだ状況になっていて、新しい住宅街が求められていたという事情があったそうです。
ジェームス氏は荒れ地だった高台の土地、約23万平米の土地を購入。道路、水道などの設備に私財を投じ55棟の住宅を建設し、教会や学校、スポーツ施設なども作りました。
塩屋カンツリークラブは、居住者や外国人のための社交場として設けられた施設で、今はレストランとして使われています。ランチは2500円から。予約無しで入れます。
外国人住宅街の入口にライオン像がありました。
少し中に入ると年配の女の方が何かを拝んでいます。その対象は厳めしい顔つきの銅像でした。岩船不動明王と呼ばれていて、一心に何かを願えば願いが叶うそうです。
幼稚園のお迎えの時間と重なったようで、若い主婦の方々が自転車を飛ばして敷地内に入って行きました。
道を曲がるとタイガー像がありました。よく見ると洞窟に向かっているようです。
さらに坂を上ると稲荷神社があります。ここの住人の方が拝むために建てたものだと思いますが、敷地内に住宅と教会と神社が混在していて不思議な感じでした。
来た道を戻り、外国人住宅街を出ました。急な坂を15分ほど上り続け、山の頂上に辿り着きました。頂上には井植記念館があります。どなたの記念館かご存知でしょうか?詳しい事は次に続きます。