松尾大社(庭園と紫陽花苑) | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

曲水の庭。松尾大社が最も繁栄した平安時代を再現した庭です。

 

 上古の庭。松尾山中の神蹟(しんせき。太古に神が宿っていた場所のこと。)に因んで作られた庭で、岩を神に見立てています。

 

あじさい苑に入りました。この日は5分咲きでした。

 

青のあじさいは、光の加減で鮮やかだったり白っぽかったりします。

  

 

階段を上りました。

 

階段を上り、磐座逢拝所に着きました。

 祭神の大山咋神は701年に初めて祀られたものではなく、太古からこの地方の住民が、松尾山の山霊を頂上に近い大杉谷上部の磐座に祀って、生活の守護神として崇拝したのが始まりだとされています。

 

 磐座に行くには、この逢拝所から山道を1時間半かけて登らないといけません。ここも蚊の鳴き声が聞こえるほど静かで物騒だったので、あじさい苑に戻りました。

 

少しだけ種類の違うあじさいが混ざっていました。

  

 

庭園を出て、蓬莱苑に入りました。

 

蓬莱とは、不老不死の仙界の意味で、その島に憧れる思想は鎌倉時代に最も流行しました。

 写真では分かりませんが、池は羽を広げた鶴の形で、島の真ん中に小さな亀がいます。

 

どこから見ても美しく、極楽浄土に行った気分になりました。