こんにちは!


保護猫の黒猫兄弟ちび&じじのママですニコニコ


このブログは、じじが末期の腎不全と診断され、余命3ヶ月と宣告されてから、実際に経験したこと、感じたことを綴っています!




今回も、腎不全がどんな病気なのかをお話していこうと思います!


まず、猫の腎臓病には

急性腎不全」と「慢性腎不全」があります。2つの違いについて簡単に説明していきます。


 急性腎不全


数時間から数日で急激に腎臓の機能が低下する病気です。


◯脱水や心臓病などで腎臓に流れ込む血液が減少した

◯感染症や中毒で腎臓の組織がダメージを受けた

◯尿管結石などで詰まりおしっこが出なくなった

などの理由によって起こります。


身近なものでは、保冷剤や自動車の不凍液などに使用されるエチレングリコールやユリ科の植物などの誤食も、猫の急性腎不全を引き起こす原因になります。



 急性腎不全の症状


主な症状としては


◯おしっこがほとんど出ない、またはまったく出ない

◯食欲不振

◯元気がない

◯下痢、嘔吐、脱水症状がある

◯痙攣を起こしている

◯体温が低下している


などがあります。


急性腎不全は進行が非常に早く、治療が遅れると命に関わります。


しかし、適切な治療を受けることで腎機能が回復する可能性もあると考えられています。



 慢性腎不全


急性腎不全とは異なり、「慢性腎不全」は3ヵ月以上と長期にわたって腎臓がダメージを受け続け、腎臓の機能が低下する病気です。


初期はあまり症状が見られず、気づいた時にはかなり進行しているというケースが多いようです。

原因の特定が難しく、完治も期待できません。



 慢性腎不全の症状


主な症状は

◯多飲多尿

◯色の薄いおしっこをする

◯便秘

◯体重が減った

◯元気がない

◯嘔吐、下痢をしている

◯口臭がある

◯被毛にツヤがなくなった


などがあります。



 慢性腎不全は高齢猫に多い


慢性腎不全は高齢の猫がかかりやすい病気と考えられています。


また、高齢になってから罹患するだけでなく、5~6歳頃に尿管結石や腎炎などによって急性腎不全にかかり、腎機能が完全に回復しないまま慢性腎不全になり、15歳前後で亡くなる、というケースも少なくありません。


ただし、若い猫でも心臓病や尿管結石などの病気にかかっている場合や、腎臓に負担のかかる薬を飲んでいる場合は慢性腎不全の発症リスクがありますので注意が必要です。