今日は中秋
あいにくの雨で月をみることも出来ない。
そこで漢詩を紹介。
中秋の月 <蘇東坡> ちゅうしゅうのつき <そとうば>
暮雲收まり盡くして 清寒溢る ぼうんおさまりつくして せいかんあふる
銀漢聲無く 玉盤を轉ず ぎんかんこえなく ぎょくばんをてんず
此の生此の夜 長しえに好からず このせいこのよ とこしえによからず
明月明年 何れの處にか看ん めいげつみょうねん いずれのところにかみん
暮雲收まり盡くして 清寒溢る ぼうんおさまりつくして せいかんあふる
銀漢聲無く 玉盤を轉ず ぎんかんこえなく ぎょくばんをてんず
此の生此の夜 長しえに好からず このせいこのよ とこしえによからず
明月明年 何れの處にか看ん めいげつみょうねん いずれのところにかみん
夕暮れの雲はあとかたもなく、すがすがしい冷気が夜空に満ちている。
天の川は音もなく玉(ぎょく)の皿のような 月を天上にめぐらせている。
限りあるわが生涯いつまでもこのようなすばらしい明月に会えるとはかぎらない。
この明月のすばらしさを、 明年はどこで看(み)ることであろうか。