軽井沢でネイチャーガイドをしている北原風子(高橋由美子)とタウン誌記者の森崎木の葉(菊池麻衣子)が、地元で家具職人をしている古沢耕造(西岡徳馬)の一人娘古沢くるみ(田中律子)と仲良くなった。幼馴染みの二人の男、古沢の弟子・高杉慎平(大沢樹生)と軽井沢彫りの職人をしている松木豊(加勢大周)に求婚されているくるみ。くるみ自身は慎平と結婚したいらしいが、古沢はなぜか消極的で…。

 

⓪高杉小夜子(25年前から失踪していた大沢樹生の母)

①軽井沢彫り職人 加勢大周

 

25年前

5歳だった律子はおままごとで遊んでいた、ハシリドコロを①小夜子の作っていた味噌汁に入れ、それを飲んだ小夜子が死んでしまった。

第一発見者だった加勢大周の父親 佐野浅夫は西岡に「遊びで招いた事故だとしても、彼女の将来が…。」

2人は「2人だけの秘密にしよう」と小夜子の遺体を森に埋めた。

 

しかし、高橋由美子は気付く。

ハシリドコロで死ぬことはあり得ない。

服用しても興奮したり泣いたり、わめいたりして錯乱状態で走り回るだけ。

小夜子が飲んだのは、その場で死んでしまうような強い毒だったはず。

佐野は好きだった小夜子にせりを食べさせてあげようと渡したが、それは毒せりだった。

それで佐野は律子に罪を被せたのだった。

 

佐野が本当のことを話していれば、息子が死ぬことはなかった…。

当時、加勢大周は西岡が遺体を埋めるところを見ていた。

白骨が発見され、彼はその光景を思い出し、律子が大沢の母を殺したことい気付いた。

最初は律子を守るつもりで、彼女と大沢を別れさせようとしたが、これまでに抑え込んだ感情が彼を狂わせた。

ずっと好きだった律子のことが欲しい彼は「プロポーズを断られたら、真実を話す」と言い出す。

律子が断るのは目に見えてる。

西岡は娘を守るために加勢を殺害しようと、彼の飲み物にハシリドコロを入れた。

(25年前、小夜子がハシリドコロで死んだと思い込んでるから)

しかし、加勢はそれでは死なず、苦しみ走り回った末に転落して死んでしまったのだった。

 

 

 

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